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【玉手箱の採用企業一覧】ESなしで受けられる練習企業も紹介! | 玉手箱対策問題集

就活で人気企業を受ける際は、玉手箱の受検を求められることが多いです。玉手箱はSPIより難易度が高く、対策は必須の適性検査です。

この記事では、玉手箱を実施している企業の一覧を紹介していきます。また、業界別の出題傾向や評価の傾向も解説しています。

さらに、玉手箱を実際に受けて練習してみたい方向けに、ESなしで玉手箱を受けられる企業の例も取り上げています。「本番に慣れたい」「英語を練習できる企業を知りたい」と考えている人も、ぜひ参考にしてください。

【業界別】玉手箱の実施企業一覧

アクセンチュア
PwCコンサルティング
フューチャーアーキテクト
日本総研
KPMG
McKinsey&Company
野村證券
三井住友銀行
みずほ証券
シティグループ証券
SMBC日興証券
NTTファイナンス
TBSテレビ
中京テレビ放送
読売広告社
博報堂
シャープ
ファイザー
富士通
日産自動車
アサヒビール
日立製作所
東京電力
JR西日本
京王電鉄
北海道電力
東急        
関西エアポート
KDDI
NTT東日本
NTTデータ
伊藤忠商事
住友商事
三菱商事
丸紅
三井物産

コンサルは英語の出題率が高い

  • ・ アクセンチュア
  • ・ PwCコンサルティング
  • ・ フューチャーアーキテクト
  • ・ 日本総研
  • ・ KPMG
  • ・ McKinsey&Company

コンサル系の企業では英語力が求められる場面が多く、玉手箱でも英語が出題されやすいです。

また、コンサルは人気の高い業界です。応募者も多くなりやすいため、ボーダーや足切りのラインはかなり高い傾向にあります。

言語・計数でも高い水準を求められるため、選考通過には平均して8~9割の得点が必要になるでしょう。

金融は言語・計数の能力重視

  • ・ 野村證券
  • ・ 三井住友銀行
  • ・ みずほ証券
  • ・ シティグループ証券
  • ・ SMBC日興証券

銀行や証券会社などの金融業では、言語と計数の基礎力が重要です。正確かつ素早い業務遂行が求められる業種なため、玉手箱で高い処理能力を示す必要があります。

一部業務では外国とのやり取りを行うため、英語を実施する企業も多いです。しかし、応募ポジションが国際業務と関係なければ、英語の結果はそれほど重視されないでしょう。

マスコミは性格も重視されやすい

  • ・ TBSテレビ
  • ・ 中京テレビ放送
  • ・ 読売広告社
  • ・ 博報堂

テレビや新聞・広告といったマスコミ業界では、能力以上に人柄が重視されやすいです。チームだけでなく、社外の人間と関わる機会も多いため、コミュニケーション能力は必須です。

その他にも、協調性や継続力などは企業を問わず評価されやすいですが、明確な正解はありません。「気に入られやすそうな答え」に寄せすぎないように注意しましょう。

また、性格重視であっても、能力検査では一定の結果を出す必要があります。対策は十分に積んでおきましょう。

メーカーは企業による差が大きい

  • ・ シャープ
  • ・ ファイザー
  • ・ 富士通
  • ・ 日産自動車
  • ・ アサヒビール
  • ・ 日立製作所

メーカーは、企業によって求められる能力に差が出やすい業界です。

例えば電子・電機系の製品を製造する企業では、計数の結果を第一に見られるでしょう。一方、食品メーカーでは、プレゼン能力やコミュニケーション能力のわかる言語と性格検査の結果も重要になります。

何の分野が重視されるのかは、企業研究をしてみなければわかりません。就活サイトなどで情報収集をする重要性が特に高い業界です。

インフラでは満遍なく取りたい

  • ・ 東京電力
  • ・ JR西日本
  • ・ 京王電鉄
  • ・ 北海道電力
  • ・ 東急
  • ・ 関西エアポート

電気・水道・交通といったインフラ系の企業では、言語・計数・英語でバランス良く得点することを意識しましょう。

どれか1つの突出した能力は求められにくく、なんでも着実に努力できる人材の方が評価を得やすいです。

性格検査の重要度も高めであり、全体を高水準に仕上げておく必要があります。

IT・通信系は計数を重点的に見られる

  • ・ KDDI
  • ・ NTT東日本
  • ・ NTTデータ

ITや通信系の業種では、計数の能力が重視されます。数値計算やデータの扱いが日常業務であるため、情報処理能力の高さを示す必要があります。

性格検査については、企業とまったく合わない性格でない限り、それほど重視されないでしょう。

また、英語を使う業務は少ないため、英語の問題は出題されにくい傾向にあります。出題された場合でも、評価に強く影響する可能性は少ないでしょう。

商社は英語を含めた高得点が必須

  • ・ 伊藤忠商事
  • ・ 住友商事
  • ・ 三菱商事
  • ・ 丸紅
  • ・ 三井物産

商社は人気があり、適性検査のボーダーは非常に高い傾向にあります。海外と関わる業務も多いため、英語を含めた高得点が必要です。

商社は成果主義の業界で、能力検査の結果を性格検査の結果で補うことは難しいです。「人柄が合えば採用されるかも」とは思わず、目に見える成果を出せるようにしましょう。

また、結果を正確に測るために、再度受検を求められるケースもあります。安定して高得点を取れるようにしておかなければ、整合性がないと判断されてしまうでしょう。

【ESなし】玉手箱を本番環境で練習できる企業

ESなしで玉手箱を受けられる企業例
  • ・ コーセー
  • ・ NTT西日本
  • ・ エム・シー・アイ
  • ・ ANA
  • ・ 伊藤忠エネクス
  • ・ KPMG
  • ・ アサヒ飲料
  • ・ DeNA
  • ・ ADL
  • ・ KDDI
  • ・ 三越伊勢丹
  • ・ ニトリ

練習におすすめなのは大量採用をする企業!

大手企業では基本的に大量採用が行われており、応募者数は膨大です。こうした企業では採用コストを削減するために、ESなしで受けられるようになっているケースがあります。

上記の企業例以外にも、玉手箱を実施している大手企業はESなしで受けられる可能性があるでしょう。特に、志望している業界と関係ない大企業は、練習用としてうってつけです。

ただし、どんな企業相手でも最低限のマナーを守った対応を心がけましょう。玉手箱以降の選考に進む気がないとしても、メールや電話対応で失礼な態度を取るのはNGです。

言語・計数を実施している企業例

  • ・ NTT西日本
  • ・ エム・シー・アイ
  • ・ 伊藤忠エネクス
  • ・ アサヒ飲料
  • ・ DeNA
  • ・ ADL
  • ・ KDDI
  • ・ 三越伊勢丹
  • ・ ニトリ

言語・計数は玉手箱でも基本的な分野であり、ほとんどの採用企業で実施されています。玉手箱を練習で受ける際にも、まず出題されることになるでしょう。

しかし、一部の企業では言語・計数から片方だけの出題というケースがあります。練習したい問題が受けられない事態を避けるために、念のため例年の傾向を確認しておくと確実です。

英語も実施している企業例

  • ・ コーセー
  • ・ ANA
  • ・ KPMG

玉手箱で英語を実施している企業はそれほど多くありません。その中でもESなしで受けられる企業となると、さらに数が限られてきます。

上記の企業の他にも、国際的な業務に携わる企業では高確率で英語が出題されます。商社やコンサル、航空などの企業を受ければ、英語の練習ができる可能性が高いでしょう。

玉手箱の実施企業によって異なる点

受検形式

テストセンター Webテスト
・会場に行って用意されたPCで受ける
・監視の目があり信頼度が高い
・自宅のPCで受ける
・監視がゆるく信頼度は低め

玉手箱の受検方法は、全国にある会場を予約して受ける「テストセンター形式」と、自宅で受ける「Webテスト形式」の2つです。

テストセンターでは、会場に用意されたPCを使い、人の目による監視がある状態で検査を受けます。そのため、不正の可能性が低く、信頼度の高い形式となっています。

実力を正しく判定できることから、最終選考に近い段階ではテストセンター形式が採用されやすい傾向にあります。

Webテストの場合、カメラやマイクなどを使った監視は行われません。手軽に受けられる分、テストセンターよりも信頼度は一歩劣ります。

そのため、選考初期の「足切り」として使われることが多いです。Webテストで数を絞った後に、改めてテストセンターや企業独自の試験を実施するケースもみられます。

問題の種類

テストセンター Webテスト
・言語(論理的読解)
・計数(図表の読み取り)
・英語(長文読解)
・性格
・言語3種類
・計数3種類
・英語2種類
・性格
※能力検査は各1種類のみ出題

玉手箱は、出題する問題を企業がカスタマイズできる適性検査です。そのため、言語・計数・英語・性格の中から、どれを実施するのかは企業によって異なります。

よくある出題内容は「言語・計数・性格」の3つです。その他にも「言語・性格」「英語・性格」など、企業が重視している分野だけを測る形で出題されることもあります。

Webテスト形式の場合、能力検査の各分野は2~3種類の問題に分かれています。その中から、各1種類だけが選ばれて出題されます。

一方、テストセンター形式は「C-GAB」とも呼ばれ、各分野で問題の種類は固定です。

なお、性格検査に関しては、どの形式であっても同様の内容しか出題されません。

結果の評価基準

評価基準の例
  • 社外との打合せが多い企業:性格検査の結果重視

  • IT系の企業:計数の得点重視

  • 外資系商社:言語・計数の高得点と、十分な英語の得点が必要

玉手箱の結果をどう評価するかは、企業によって大きく異なるポイントです。

企業ごとにボーダーラインの目安はあっても、その中で重視している能力はそれぞれ違います。平均的に高い得点が求められる場合もあれば、計数や英語など業務と関連のある能力が重視されることもあるでしょう。

また、能力検査の結果はそれほど重視せず、性格検査で「自社に合う人材か」という点に重きを置く企業もあります。

こうした詳しい選考の基準は、公開されていないことが一般的です。そのため、どんな基準でも通過できるように、全ての分野をまんべんなく仕上げることが重要です。平均的に高得点が取れれば、結果に繋げられるでしょう。

玉手箱を練習企業で受検する時のポイント

不安なら4~5回は受けたい

玉手箱を一度も受けたことがない人は、練習企業で4~5回は練習しておくと十分に慣れることができるでしょう。

玉手箱は全体的に素早く進行してしまうので、1回の受検だけでは流れに慣れるので精一杯です。各分野で解くスピードに慣れるためには、もう少し回数を重ねた方が無難です。

最初は全体の時間感覚に慣れるために1回受け、時間内に解く対策をしてから2回目を受けてみましょう。その後、各科目で点数を伸ばすための勉強を重ねてから、2~3回受けてみるのがおすすめです。

そこまで回数を重ねられないという人でも、形式に慣れるために1~2回は受けてみると良いでしょう。本番の雰囲気を体感することができ、本命企業を受ける際に緊張しにくくなります。

本命企業と同じ出題内容か確認する

練習で受ける玉手箱は、本命企業の玉手箱と同じ出題内容が揃っているか必ず確認しておきましょう。

特に、英語は実施企業が少ないため、しっかり調べてから受けなければ練習できません。言語・計数はほとんどの企業で採用されているものの、そうでない企業も当然存在します。

練習に時間と手間をかけすぎないためにも、最低限の回数で済むように注意する必要があります。

結果ではなく形式に慣れるのが大切

玉手箱を練習で受ける時は、結果を出すのに執着する必要はありません。あくまで本命企業で結果を出すための練習なので、対策を深めるのに役立てられれば十分です。

本番の環境は、勉強中の環境とは異なります。問題が同じでも、テキストで見るのとパソコンの画面で見るのとでは、解きやすさに差があります。

時間感覚やパソコンの操作など、本番を受けてみないと慣れることのできない要素は多いです。練習で悪い結果が出てもあまり気にせず、経験を積めたことをポジティブに捉えることが大切です。

志望企業で玉手箱が実施されるか確認する方法

就活サイトで過去の実施内容を調べる

就活サイト情報の注意点
  • ・ 複数の人が同じことを書いているか
  • ・ 最新の年度に近い情報か
  • ・ 応募するポジションと同じか

就活サイトでは、企業の選考行程や適性検査の内容、結果などの体験談を見ることができます。全ての内容が正しいとは限りませんが、目安として役に立つでしょう。

就活の体験談を見る際には、「何人も同じ内容を書いているか」「年度は新しいか」の2点を良く確認しましょう。1人しか書いていない内容や数年前の情報は、信憑性に欠けます。

適性検査によって対策の方向性は異なるため、別の種類と勘違いしていると大きく不利になってしまいます。1つの情報源だけに頼らず、複数の情報をもとにして精査しましょう。

OB・OGに聞いてみる

より確実に玉手箱の実施状況を調べるには、志望企業に務めるOB・OGの先輩に尋ねてみるのが有効です。

実際に検査を受けて採用された人の情報であれば、十分に信頼できるでしょう。さらに、当時の検査結果の手ごたえなども聞いてみることで、重視されている分野がわかるかもしれません。

ただし、採用年度が何年も前のOB・OGの場合、今とは採用体制が異なる可能性もあります。当時の記憶も曖昧になっていることも考えられるため、なるべく直近の卒業生に絞ることをおすすめします。

企業情報を調べて玉手箱対策を始めよう

玉手箱は、人気企業では頻出の適性検査です。他の志望者のレベルも高いので、事前対策を始めるのに早すぎるということはありません。

いきなり本番に臨むのが不安であれば、志望業界以外の企業で玉手箱を受けてみるのもおすすめです。ESなしで受けられる企業もいくつかあり、就活の合間で練習することができます。

志望企業で玉手箱が実施されるとわかったら、いち早く対策を始めて周りの就活生と差をつけましょう。

author編集者Yuka
2021年7月に入社し、CareerMineをはじめとする就活メディアの編集を手掛ける。 以前は広告代理店でメディアプランナーとして、広告やキャンペーンの企画を担当。 『SPI対策問題集』では掲載している記事のチェック、編集、ライター管理、コンテンツ制作などを行ってる。また自身もライターとして記事執筆も担当。
supervisor監修者gen
1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。 現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。 また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。
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