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論理的読解(自然科学系の文章)- 問題1

問題

次の文章を読み、設問1つ1つについてA・B・Cのいづれに当てはまるか答えなさい。

深海は地球上で最も過酷な環境の一つであり、高い水圧、低温、そして光が届かない暗闇の中で、驚くべき生命が存在している。深海生物は、極限環境に適応するための特殊な生理機能や生態を持っている。例えば、マリアナ海溝の深度約11,000メートルに生息するハダカカメノテは、通常の生物では考えられない高い水圧に耐えられる特殊なタンパク質を持っている。
 深海生物の多くは、光合成ができないため、化学合成細菌に依存している。深海の熱水噴出孔周辺では、硫化水素や二酸化炭素などの無機物質を利用する化学合成細菌が、生態系の基盤を形成している。これらの細菌は、周囲の極限環境で生きる他の生物に栄養を供給し、複雑な食物連鎖を支えているのである。水深2,000メートル以深の深海域では、捕食者と被食者の関係が陸上や浅海域とは大きく異なる生態系が形成されている。
 近年の深海探査技術の発展により、これまで知られていなかった新種の生物が次々と発見されている。自律型海中ロボット(AUV)や有人潜水艇の進歩は、人類が深海の生態系を理解する上で大きなブレイクスルーとなっている。科学者たちは、深海生物の遺伝子解析や生態調査を通じて、地球上の生命の多様性と適応力の驚くべき可能性を明らかにしつつある。
  • A. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに正しい。
  • B. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに間違っている。
  • C. 本文の内容だけからでは、設問文が正しいか間違っているかは判断できない。

設問

1. 深海生物の生態系は、光合成を主な栄養源としている。
2. 深海探査技術の発展は、未知の深海生物の発見に大きく貢献している。
3. 深海生物の遺伝子解析により、地球外生命の存在可能性について新たな知見が得られている。
4. 深海の熱水噴出孔周辺の生態系は、無機物質を利用する化学合成細菌によって支えられている。

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author-icon編集者Yuka
2021年7月に入社し、CareerMineをはじめとする就活メディアの編集を手掛ける。 以前は広告代理店でメディアプランナーとして、広告やキャンペーンの企画を担当。 『SPI対策問題集』では掲載している記事のチェック、編集、ライター管理、コンテンツ制作などを行ってる。また自身もライターとして記事執筆も担当。
author-icon監修者gen
1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。 現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。 また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。
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