【SPI 文章整序|言語】練習問題から対策方法まで一挙公開!
SPIの文章整序とは?
SPIの文章整序の問題では、5つほどのバラバラな文章を並べ替えて1つの文章を成立させる問題が出題されます。与えられた文の内容や接続詞から関係性を把握して、正しい文章を構成する力が必要です。
テストセンターにおける言語の試験では、試験時間が12分で41問出題されます。
SPIの1問ごとの制限時間は約1分~2分程度であるため、解答するには余裕がありますが、試験時間内に全問解き終えるには、1問あたり約20秒で解く必要があります。
早い解答ペースでも正答できるように、文章整序の出題形式や対策のポイントを把握して受験に臨むようにしましょう。
文章整序の問題パターン
文節の並び替え
文節の並べ替えの問題では、文章の空欄部分に当てはまるように選択肢の分を並び替える問題が出題されます。
例題
【問題】
AからEの文を[1]から[5]に入れて文の意味が通るようにしたとき、[2]に当てはまるものを選びなさい。
国会は憲法により[1][2][3][4][5]
A 「二院制」がとられているのは、
B その二つとは「衆議院」と「参議院」です。
C 国会は二つの議会からなる「二院制」がとられていて、
D さまざまな意見を取り入れて慎重に話し合うという目的のためです。
E 「唯一の立法機関」と定められています。
【選択肢】
A. A
B. B
C. C
D. D
E. E
【解答・解説】
答え:C
C→Bはすぐにわかる。
その後に二院制がとられている理由が来るのが自然だから、C→B→A→Dがわかる。
そうするとEが入るのは最初しか無い。よって、ECBAD。
文の並べ替え
文の並べ替えの問題では、5つの文章から、問題で問われた番号に来る文章を選択肢から選ぶ問題です。
文節の並べ替えの問題とは異なり、文の前後関係がわかりづらいため文章をしっかりと読んで問題の内容を正しく理解しましょう。
例題
【問題】
つぎのアからオを意味が通るように並び替えたとき、2番目と4番目にくる文の組み合わせを選びなさい。
ア また、歯や歯茎の状態は健康にも直結するが、顔の若々しさにも影響する問題である。
イ 35歳を超えると、80%以上の人が歯周病にかかっていると言われるほどだ。
ウ 30代後半になると、体力的な衰えが気になるようになるが、
エ 歯周病が進み、頬がこけたようになると、とても老けて見えてしまうからだ。
オ それは、歯や歯茎の状態にもあらわれてくる。
【選択肢】
A. アとイ
B. イとア
C. イとエ
D. エとイ
E. オとア
F. オとエ
【解答・解説】
答え:E(ウオイアエ)
先頭になるのはウのみで、ウ→オで意味が通る。その後具体例としてイが入る。
前半の内容を踏まえて、ア→エで歯や歯茎の状態の顔の若々しさへの影響を説明していると考えられる。
対策のポイント
以下では、文章整序の対策のポイントを3つご紹介します。
選択肢の文をよく読むこと
対策のポイントの1つ目は、選択肢の文をよく読むことです。
SPIの文章整序の問題では、その他の言語の問題と異なり、難しい語句の意味を覚えていなくても解くことができます。
選択肢の文をしっかりと読み、どの文がどこに当てはまるのかを見極める力が重要です。
文頭と文末に来る文を見つける
対策のポイントの2つ目は、文頭と文末に来る文を見つけることです。
文頭と文末に当てはまる文を最初に考えることで、前後に繋がる文や文節を素早く見極めることができます。
このように、文章を順番に当てはめて完成させることを意識して問題を解いてみましょう。
接続詞や指示語に注目する
対策のポイントの3つ目は、接続詞や指示語に注目するということです。
SPIの文章整序の問題では、複数の選択肢があるため並び替えに迷ってしまいますが、接続詞や指示語に注目することで並び替えの選択肢を効率的に絞り込むことができます。
「しかし」などの逆説の接続詞がある場合、前の文章の反対のことを後ろの文章で述べることがわかります。
また、「これ・それ」などの指示語がある場合、既に述べられているものを指示語で表していることがわかります。
このように、接続詞や指示語に注目して効率的に並び替えの選択肢を絞り込むようにしましょう。
言語:文章整序
問題クリエイター
Ryosuke
2002年生まれ。早稲田大学の3年生。現在、24卒として就職活動しながらSPIの研究を行い、 『SPI対策ナビ』の立ち上げを担当。同じ大学の友人らと協力して問題の制作や解説記事の作成を行う。 非言語科目を得意としており、特に推論の問題には大きな自信を持っている。
監修者
gen
1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。 現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。 また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。
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