【SPI英語対策ガイド】出題形式や対策方法まで例題付きで徹底解説!

英語の単元別問題一覧

SPIの英語とは?

SPIとは、リクルートマネジメントソリューションズが提供する「総合適性検査(Synthetic Personality Inventory)」のことです。

 

このSPIは「性格検査」「能力検査」の2つから構成されており、「英語」は能力検査におけるテスト科目の1つです。

 

能力検査で出題される科目は大きく分けて「言語(国語問題)」「非言語(論理・数学問題」「英語」の3つになります。

 

英語はSPIを採用しているすべての企業で必ず実施されるわけではなく、基本は「言語」「非言語」の出題になります。

 

英語をSPIの試験に含めている企業は、ビジネスに英語を必要とする業態や業種で実施されることが多いです。

 

この記事ではSPIで出題される「英語」について、特徴や対策方法、出題形式について紹介しています。

SPI英語の特徴

英語検査(ENG)は、テストセンターペーパーテストで実施されるオプション検査になります。WEBテスティングでは実施されません。

 

英語問題の内容は、英語の語彙力を問う問題や英文の理解力を試される問題、長文読解などで構成されており、択一形式となっています。

 

テストセンターとペーパーテストでは、実施時間と出題数が異なるので注意しておきましょう。

 

受検方式 実施時間 問題数
テストセンター 約20分 受験者によって異なる
ペーパーテスト 30分 40問

 

ペーパーテストの実施時間と問題数を見るとわかる通り、1つの問題にかけられる時間は1分未満です。

 

語彙力が試される問題は単語力がそのまま得点に結び付くので、頻出される単語は徹底して暗記し、次々と問題を進めるようにしましょう。

 

>>英語の問題一覧はこちら

SPIで英語が出題される業界・企業

英語検査を取り入れている企業の多くは、通常の業務において英語が求められる企業です。

 

業界でいうと、総合商社外資系企業旅行業界などで広く採用されています。

 

英語検査を行ったことがある企業は、伊藤忠商事、住友商事、丸紅、三菱重工業、電通、三井不動産、日本郵船、ゴールドマン・サックス、ブリヂストン、日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)などがあります。

 

SPIを取り入れている全体の企業数からみると、まだまだSPIで英語を出題する企業は少ないです。

 

しかし、今後SPIで英語を出題する企業は増加していくことが予想されます。理由としては、日本全体の傾向としてグローバル化している現状があるからです。

 

今まで英語を取り入れていなかった企業が突然英語検査を取り入れるということも十分考えられます。

 

そのため、既に海外展開している企業や今後グローバル展開に注力していくことを提言している企業などを目指している場合は、あらかじめ英語の対策も行っておくのが良いでしょう。

SPI英語の難易度と合格ライン

SPIの英語検査で出題される問題のレベルは、中学〜高校(大学受験)レベルといわれています。そのため、難易度はそこまで高くないと考えることができます。

 

TOIECと似たような問題が出題されますが、TOIECほど難しくはありません。高校レベル以上TOEICレベル未満です。

 

ただし、高校レベルだからといって気を抜くのではなく、大学受験レベルの英語力を備えておくのが望ましいでしょう。

 

SPI英語の合格ラインを公表している企業はほとんどありません。また企業によって合格ラインが異なるため、正確な合格ラインはわかりません。

 

企業はSPIを選考の参考資料として活用しています。中には、SPIを足切りラインとして活用している企業もあります。

 

そのため、点数が高ければ高いほど選考を進めるのに有利になるのは間違い無いでしょう。

 

SPIの難易度は決して高いものではありません。よって、対策次第で高得点を取ることが可能です。勉強する上での目安としては、8割以上の正解率を出せるように対策するのが良いでしょう。

SPI英語の出題形式

SPIの英語で出題される問題は、大きく8つの分野に分けることができます。

 

同意語 同じ意味の単語を選ぶ
反意語 反対の意味の単語を選ぶ
単語の意味 英文の説明に近い意味の単語を選ぶ
空欄補充 ( )に適切な単語を入れる
整序問題 英単語を並べ替えて正しい文にする
誤文訂正 誤っている箇所を指摘する
英訳 日本文の意味を表す英文を選ぶ
長文読解 英語の長文を読んで、質問の回答を選択する

 

特に「同意語」「反意語」「単語の意味」は、単語力が全てです。知っているかどうかがそのまま得点に結び付くので、頻出単語は暗記しましょう。

 

頻出単語はSPI対策本や問題集、アプリなどで対策することができます。単語をとにかく覚える、問題集を何度も解くことが英語で高得点を出すコツになります。

英語問題の例題と解答

例題|同意語

【問題】

次の単語と最も意味が近い語を,AからEまでの中から一つ選びなさい。

<evident> 

 

【選択肢】

A. conscious

B. accurate

C. obvious

D. absolute

E. vague

 

【解答・解説】

答え:C <evident:明白な>

 

A. conscious:気づいている,意識している

B. accurate:正確な

C. obvious:明白な

D. absolute:絶対的な

E. vague:曖昧な(対義語)

 

>>問題のワンポイントアドバイスはこちら

【同意語】の問題一覧

例題|反意語

【問題】

次の単語と反対の意味の語を、AからEまでの中から一つ選びなさい。

<wealth>

 

【選択肢】

A. health

B. abudance

C. power

D. honor

E. poverty

 

【解答・解説】

答え:E <wealth:富>

 

A. health:健康

B. abundance:豊富 (類義語)

C. power:権力

D. honor:名誉

E. poverty:貧困 

 

>>問題のワンポイントアドバイスはこちら

【反意語】の問題一覧

単語の意味

【問題】

次の説明文に最も近い意味を持つものを、AからEまでの中から1つ選びなさい。

useful to you because it saves you time, or does not spoil your plans or cause you problems

 

【選択肢】

A. transparent

B. convenient

C. unacceptable

D. safe

E. sociable

 

【解答・解説】

答え:B

<convenient=問題を起こすことや計画を損なうこと、時間を有効に使えることなど、便利であること>

 

A. transparent:透明な

B. convenient:便利な、快適な

C. unacceptable:容認できない、受け入れがたい (対義語)

D. safe:安全な 

E. sociable:社交的な

 

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【単語の意味】の問題一覧

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creator問題クリエイターRyosuke
2002年生まれ。早稲田大学の3年生。現在、24卒として就職活動しながらSPIの研究を行い、 『SPI対策問題集』の立ち上げを担当。同じ大学の友人らと協力して問題の制作や解説記事の作成を行う。 非言語科目を得意としており、特に推論の問題には大きな自信を持っている。
supervisor監修者gen
1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。 現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。 また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。
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