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出典:就活のWebテスト、45%が不正実行|株式会社サーティファイ
株式会社サーティファイの行った調査によると、就活のWebテストで何らかのカンニングをした人は45%以上という結果になりました。つまり、約半分の学生にカンニングの経験があるということです。
背景には「どうせバレないだろう」「周りもやっているから」といった軽い気持ちがありますが、それが後で大きな問題につながることもあります。
リモートで受験できるWebテストは、監督者がいないためカンニングしやすい環境にあります。
実際、自宅にいながら受験できる形式では、スマートフォンで検索したり、タブレットを使って回答を調べる人も多いようです。
中には友人と一緒に問題を解いたり、部屋の壁にカンペを貼っておいたりするケースもあります。
企業側も不正を前提に監視を強化しており、ちょっとした違和感からカンニングが発覚する可能性もあります。
SPIのWebテストでは、Googleで問題を検索したり、ChatGPTなどのAIに答えを求めるパターンが増えています。
問題文をそのまま入力すれば、過去問サイトや掲示板に同じ内容が出てくることもあり、使い勝手が良いと感じる就活生もいるようです。
しかし、タイムリミットがある中でいちいち検索して答えるのは非効率であり、AIの出す答えも正確とは限りません。
また、企業はテスト中の挙動から、カンニングの可能性を推測しています。安易にカンニングしてバレてしまうと、テストの点数は良くても落ちてしまうこともあるので注意しましょう。
企業側は、回答時間や正答率などを詳細にチェックしています。
例えば、難問だけ正解していたり、極端に短時間で高得点を出していたりすると、「本人の実力なのか?」と疑われます。
さらに、最近ではログ解析が導入されており、途中で別のタブを開いたり、検索をしていた形跡なども記録されるようです。
見られていないようで、意外と細かい部分まで監視されているので油断はできません。
多くの企業は、Webテストでカンニングされるリスクがあることを理解しています。
だからこそ、SPIの点数だけで選考を進めることは少なくなってきており、SPIは「参考値」とするケースが増えています。
最終的に、その後の面接や別のテストと組み合わせて総合的に判断されます。
つまり、Webテストで高得点を取っても、その後の選考で不正の可能性があると見抜かれれば意味がないのです。
企業は「本当に能力があるか」「倫理的に問題ないか」を見ており、少しでも不自然な点があればチェックの対象になります。
カンニングが企業に発覚すると、その時点で「信用できない人」と見なされます。どれだけ学歴が良くても、不正を働いたという事実は絶対に消えません。
企業側は「この人が入社後もズルをするのではないか」と疑います。もし一次面接を通過していても、評価が大きく下がることになります。
不正によって失うものは、単なる選考通過のチャンスだけでなく、自分の信頼そのものといえます。
企業の中には、採用に関する不正情報を共有している場合もあります。例えば、グループ会社内であれば、受験データや不審な挙動に関する情報を共有している可能性が高いです。
そのため、ひとつの企業で不正がバレると、ほかの企業の選考にも影響する恐れがあります。「この人は要注意」というラベルがついてしまえば、複数の企業で選考に通過できなくなることもありえるのです。
カンニングが内定後に発覚した場合、内定そのものが取り消されることもあります。
特にコンプライアンスを重視する企業では、不正行為に対して厳しく対応します。たったひとつの軽はずみな行動が、自分のキャリアのスタートを台無しにする原因になるのです。
SPIのテスト結果が悪くても、相性次第で次の選考に通過する可能性もあるので、正々堂々と自分の力で取り組みましょう。
Webテストの結果が非常に良かった場合、面接で「SPIのこの問題、どう解きましたか?」と聞かれることがあります。
この時、しどろもどろになったり、答えられなかったりすると、「本当に自分で解いたのか?」という疑念を持たれてしまいます。
企業は面接を通して、受検者の実力とテストの結果に矛盾がないかをチェックしています。SPIで高得点を取った人ほど、こうした確認の場で不自然さがないかを見られるのです。
ある企業では、Webテストで高得点を取った人に対して、別日に会場型のSPIを再実施することがあります。
このとき、Webでのスコアと対面テストのスコアに大きな差があれば、明らかにおかしいと判断されます。
再テストで本来の実力がバレてしまえば、その時点で選考から外れるケースもあります。最終的には自分の首を絞めることになりかねません。
本人確認を目的として、Webテスト中にカメラを常時オンにさせる企業が増えています。受検者が本当に本人かどうか、また、誰かの助けを受けていないかなどをリアルタイムで確認できるからです。
顔の動きや視線、声の有無なども見られているため、少しでも怪しい動きがあれば注意対象となります。
替え玉受験のような悪質な不正は、カメラの映像を通して高い確率で発覚してしまうでしょう。
テスト中に画面共有を義務づけることで、受検者が他のサイトを開いていないかをリアルタイムでチェックする企業もあります。
ウィンドウを切り替えるたびにログが残るような仕組みもあり、「検索しながら受けよう」といった行為は簡単にバレてしまいます。
テスト中の不審な操作がきっかけで選考から外されてしまうかもしれないので、検査に関係のない他のタブ・アプリケーションは終了してから検査に臨みましょう。
SPIでは、各問題に対する解答時間や正答率が細かく記録されています。
これらのデータを分析することで、「この時間で正解するのは不自然」「簡単な問題だけ間違っているのは怪しい」といったパターンを検出します。
データ分析によって、表面的なスコアだけでは見抜けない不正の兆候を見つけることが可能になってきているのです。
Webテストは、会場を準備したり運営スタッフを用意したりする必要がなく、コスト面で大きなメリットがあります。
さらに、全国どこからでも受検できるため、地方在住の学生にも平等な機会を提供できます。
コストと利便性のバランスを考えた結果、多少の不正リスクがあってもWeb形式を選ぶ企業が多くなっているのです。
企業側は、不正の痕跡を検出できるツールや仕組みを活用することで、むしろSPIのWebテストを足切りとして使っているケースもあります。
不正をするような倫理観のない学生を初期段階でふるいにかけるためです。
あえてWebテストにしておくことで、カンニングを見抜き、そうした人材を早い段階で選考から外す狙いもあるのです。
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SPI直前の簡単なおさらいにも活用できます。
SPI本番で「知らない問題が出た」と焦ってしまわないように、事前に模試を受けておきましょう。
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模試機能は、「いまの実力ってどのくらい?」と気になる人にこそ役立ちます。たった数回でも模試を受けておくだけで、本番で緊張することはなくなるでしょう。
SPIは、単なる知識テストではなく、受験者の考え方や行動傾向も見るものです。不正をすれば、一時的には得点が上がるかもしれませんが、それがバレれば将来に大きな悪影響を与えます。
企業はテスト結果だけでなく、その裏にある誠実さや人間性を重視しています。カンニングをして受かったとしても、入社後に苦労するのは自分自身です。
焦らず、自分の力でコツコツと準備を進めていくことが、内定獲得につながります。
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