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SPIの青本は昔からある定番の参考書ですが、実際のところ「難しすぎていらない」と感じる就活生も多いです。
問題の難易度が高く、非言語分野では複雑な計算や応用問題が並び、基礎固めをしたい人には向いていません。
ここでは青本が不要と言われる3つの理由を解説します。
青本の問題は全体的にレベルが高く、特に非言語分野は大学受験の数学に近い感覚があります。数的処理に苦手意識があると、問題文を読むだけで疲れてしまいます。
しかも、解説が淡々としていて分かりにくいと感じる人も少なくありません。計算ミスが続いたり、正答率が上がらなかったりすると「向いてない」と感じて手が止まってしまう方も多いです。
SPIに自信がある人でも、思ったより解けずに焦りを感じやすいのが青本の特徴です。
短期間で結果を出したい人にとっては、もっと基礎から学べる初心者向けの参考書のほうが挫折せずに続けやすいでしょう。
青本は主に言語・非言語問題に特化していて、Webテスト形式への対策はほとんどカバーされていません。
例えば、テストセンター形式のSPIではPC上での操作や制限時間の中での対応力も問われますが、青本にはそれに対応する内容が乏しいです。
また、出題傾向は年によって微妙に変わるため、古い版のままでは今の傾向にマッチしないこともあります。そのため、青本だけではどうしてもカバーしきれない分野が出てきます。
幅広い対策が必要な就活生にとって、ひとつの参考書に頼りきるのは危険です。用途に応じて複数の本を併用する方が、より実践的な準備ができます。
大手企業を本気で狙っていて、時間に余裕があり、しっかり対策を進めたい人には青本が向いています!
特に非言語問題の難問にも対応したい人、基礎だけでは物足りないと感じる人にはぴったりです。
青本の問題はやりごたえがあり、理解を深めることで他の受験生と差をつけやすくなります。赤本で物足りないと感じた人が、最終的に青本にたどり着くケースが多いです。
ただし、最初から青本に取り組むとハードルが高いため、赤本などで基礎固めをしてから進めるのが理想です。
SPIの参考書はたくさんありますが、自分に合っていないものを選ぶと、効率よく対策できず時間をムダにしてしまいます。焦って適当に買うのではなく、試験の形式や自分の状況に合わせて選ぶことが重要です。
参考書選びを間違えなければ、短期間でも得点を大きく伸ばせます。
SPIは毎年のように問題の傾向や出題範囲が少しずつ変わっています。特にWebテストやテストセンターでは、過去には出なかったような問題が出ることもあるため、古い参考書を使うのは避けたほうが良いです。
最新版であれば、最新の出題傾向に合わせた問題が収録されており、実際の試験に近い形式で練習できます。たとえ去年と内容があまり変わっていないように見えても、選択肢の表現や形式が微妙に変わっている場合があります。
見落としがちなポイントかもしれませんが、SPIで得点するためには、最新情報への対応がとても大切です。勉強スタート時に必ず最新版を確認しましょう。
SPIの受検形式は複数あります。ペーパー式のものもあれば、パソコンで受けるテストセンター方式やWebテスト形式もあります。
それぞれで出題形式や制限時間が異なるため、参考書を選ぶときには「自分がどの形式で受けるのか」を先に確認しましょう。
例えば、Webテスト対策の問題集には、時間配分を意識した練習問題や、画面上での解き方のコツが書かれていることが多いです。
一方、ペーパテスト対策のSPIは計算問題や図形問題にじっくり取り組むスタイルです。それぞれ受検形式に特化した対策本が必要です。
SPI対策にどれくらいの時間を使えるかによって、選ぶべき参考書は変わります。
毎日2時間以上しっかり勉強できる人なら、問題数が多く難易度が高い青本のような本にも取り組めますが、忙しくて週に数回しか勉強できない人には向いていません。
逆に、短時間でも効率よく学べる「出るとこだけ!」タイプの参考書なら、要点を絞って取り組めるので、スキマ時間を活用したい人にも最適です。時間がないからこそ、どの範囲を重点的にやるべきかが重要になります。
自分が今どれだけ時間を作れるか、何日間で仕上げたいかをイメージして、現実的にこなせる内容の本を選びましょう。
無理に難しい本に手を出すより、自分のペースに合った参考書のほうが結果につながります。
SPI対策の参考書は数多くありますが、すべての人に万能というわけではありません。選ぶときには、自分の勉強スタイルや受けたい企業、試験の形式を踏まえることが重要です。
ここでは目的別に、おすすめの参考書と、それぞれの本が合っている人の特徴をわかりやすく紹介します。
項目 | 詳細 |
名前 | これが本当のSPI3だ! 2027年度版 |
価格 | 1,650円(税込) |
発売日 | 2025年1月17日 |
おすすめな人 | ・初めてSPIの勉強をする
・幅広く出題範囲を勉強したい ・SPIを受験するまで時間がある |
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SPI対策に迷っているなら、まずは「赤本」からスタートするのが安心です。
「これが本当のSPI3だ! 2027年度版」は、SPI全体の出題傾向を網羅しており、言語・非言語・性格検査の各パートをバランスよく学ぶことができます。
基礎から丁寧に解説されているので、SPIが初めての人や、勉強が久しぶりの人でも取り組みやすい構成になっています。
難易度はやさしめですが、本番で問われる典型的な問題が多く収録されているため、効率よく力をつけられます。
赤本は何年も定番として使われているだけあり、最初の一冊としては非常に心強い存在です。
どれを選べばよいかわからないという方には、この赤本を強くおすすめします!
項目 | 詳細 |
名前 | SPI3&テストセンター出るとこだけ! 完全対策 2027年度版 |
価格 | 1,430円(税込) |
発売日 | 2024年12月18日 |
おすすめな人 | ・忙しくて勉強する時間が取れない
・短期間で成績を上げたい ・頻出問題だけ優先して勉強したい |
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「とにかく時間がない!」という人には、「SPI3&テストセンター出るとこだけ! 完全対策 2027年」がおすすめです。
この本は、過去の出題傾向を分析して、よく出る問題だけを厳選しています。ひとつひとつの問題にはポイントがわかりやすく書かれており、短期間で効率よくスコアを上げることができます。
特に、大学の部活引退後から就活をスタートしたような人には、まとまった時間が取りづらいこともあるでしょう。この本は章ごとに小分けされていて、30分単位でも勉強しやすい設計です。
テストセンター対策にも対応しており、実践力を養えるのも強みです。短期集中で結果を出したい人には、最適の一冊といえます。
項目 | 詳細 |
名前 | これが本当のWebテストだ!(3) 2027年度版 【WEBテスティング(SPI3)・CUBIC・TAP・TAL編】 |
価格 | 1,650円(税込) |
発売日 | 2025年1月17日 |
おすすめな人 | ・SPI以外の対策もしたい
・模擬テストを通じて実践形式で勉強したい ・Webテストを実施している企業を知りたい |
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就活で多くの企業が導入しているWebテスト対策には、「これが本当のWebテストだ!(3) 2027年度版」がおすすめです。
この本はSPIに限らず、玉手箱やTG-WEBといった主要なWebテストの出題形式に幅広く対応しています。
特にWeb形式のSPIは、紙のテストと異なり制限時間や表示方法が特殊なため、それに慣れていないと本番で焦ってしまうことがあります。
実際の出題スタイルに近い模擬問題が多く掲載されており、初めての人でも画面操作に慣れることでしょう!
今後、どの企業の選考に進むかわからないという人でも、この一冊があれば基本的なWebテスト全般に対応できるのが魅力です。
項目 | 詳細 |
名前 | 2027最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集 |
価格 | 1,650円(税込) |
発売日 | 2025年4月17日 |
おすすめな人 | ・よりハイレベルな対策をしたい
・大手や人気企業の選考を受ける ・性格検査もカバーしたい |
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基礎力を身につけた上で、さらに上を目指したい人には、青本がおすすめです。
特に、外資系や大手人気企業など高倍率の企業を目指している場合は、標準的な問題だけでなく、応用問題までしっかり対策しておきたいところです。
青本は難問が多く、実際のSPIよりもややレベルが高めですが、それだけ力もつきます。
途中でつまずきやすい点はありますが、問題にしっかり取り組めば、試験本番での自信にもつながるでしょう。
また、制限時間を意識したトレーニングができる構成なので、テストセンターでのスピード勝負にも効果的です。
時間が確保できる人や、本気で上位企業に挑みたい人にとって、青本はまさに「勝負の一冊」といえる存在です。
「SPI対策、何からやればいいのかわからない」「時間がなくて焦る!」そんな人に向けて、限られた時間でも力をつけられる勉強手順を紹介します。
ここでは、SPI試験本番までのステップを4つに分けて解説するのでぜひ参考にしてください。
まず最初にやるべきことは、SPIの赤本をひと通り解いて、全体の出題傾向や自分の苦手分野を把握することです。
特に赤本は、解説が丁寧で理解しやすく、基礎固めにぴったりです。1周することが目的なので、わからない問題で止まらず、とにかく全体を見渡す意識で進めていきましょう。
ここで完璧にしようとするよりも、「試験ではこういう問題が出るんだな」と把握することが大切です。
一度全体を経験しておくことで、2周目以降の復習がぐっと効率良くなりますし、やる気も出てきます。赤本を1周するだけでも、得点力は確実に上がるでしょう!
1周終えたら、次は間違えた問題や理解があいまいだった問題だけをピックアップして、何度も解き直しましょう。
SPIの問題はパターン練習がものをいうので、「わかったつもり」ではなく、「何度やっても正解できる」状態を目指すのがポイントです。
赤本の中でも特に頻出の分野(語彙・表現・集合・損益など)に集中して取り組むと、効率的に実力がつきます。
ノートにミスをまとめるのも有効ですが、時間がないなら問題集に直接チェックを入れて、繰り返し使うのもおすすめです。
ひとつの問題に絞ってやるだけでも、似た問題への対応力が身につくので、見違えるほど解けるようになります。
基礎固めがある程度できたら、SPI対策模試に挑戦してみましょう。なんとスマホやパソコンで手軽にSPI模試を受けられます。
実際の時間配分に慣れることができるので、特にテストセンターやWebテストを受ける人にはとても効果的です。
時間制限のある中で問題を解くと、思っているより時間が足りないことに気づくはずです。
模試を通じて「どこでつまずくか」「時間をかけすぎている問題はどれか」など、自分の課題を洗い出すことができます。
本番を想定した練習を早めにしておけば、焦らず落ち着いて件に取り組めるでしょう。
ここまで準備できたら、あとは自信をもってSPI本番に臨むだけです。
当日は緊張するかもしれませんが、対策を重ねてきた自分を信じてください。試験中は焦って全部を完璧にしようとせず、得意な問題を確実に取ることを意識しましょう。
時間のかかりそうな問題は後回しにするなど、冷静に判断することも大切です。
また、自宅でWebテストを受ける場合はインターネット環境や端末の確認も事前にしておきましょう。
もし失敗したと感じても、SPIは再受検のチャンスがある場合もあるので、気持ちを切り替えることが大事です。
本番で実力を出しきれるよう、前日は早めに寝て、体調管理もしっかり整えておきましょう。
SPI対策は、「どの参考書を使うか」で結果が大きく変わります。
青本は難易度が高く、人によっては不要と感じるかもしれません。一方で、赤本や短期対策本は基礎を固めるのに最適です。
まずは自分の目的や試験形式、確保できる時間を整理してから、本当に合った一冊を選びましょう。
やみくもに難しい本を選ぶより、自分に合った参考書で確実に力をつけることがSPI攻略の近道です。焦らず、着実に対策を進めていきましょう。