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適性検査とは?種類別の試験内容、問題傾向、おすすめの対策法を徹底解説!

適性検査とは?

適性検査とは

適性検査とは、人物の能力や性格・特性など個人の特質を判定するための検査です。

 

主に企業での採用や人材配置、組織作りなどに活用されています。

 

中でも「新卒採用」の選考時に用いる企業が多く、応募者が自社の社風や働き方、職務に適性があるのかを客観的に分析するために用いられています。

 

適性検査にはさまざまな種類がありますが、大きく代表されるものは約30種類

 

国内で一番活用されている適性検査はリクルート社から販売されている「SPI」で、年間14,400社が利用、受検者数は延べ215万人と適性検査全体の4割を占めます。

 

多くの企業が選考に適性検査を用いているため、就活を進めていく中で一度は受検する試験といっても過言ではありません。

 

また応募人数の多い企業では、面接する前に適性検査を行い、一定の基準に満たなかった学生を足切りします。

 

どんな基準で足切りするかは会社によって異なりますが、目安としては『能力検査で7割以上』取れるように対策しておくのが良いでしょう。

適性検査を実施する目的

受検者の性格特性や能力を知るため

企業は適性検査を実施することで、応募者の性格特性や知的能力を把握します。

 

適性検査では、「問題解決能力」「行動力」「リーダーシップ」などのESや面接だけではわからない応募者の「本質」を総合的に判断することができます。

 

また適性検査を早めに行うことで、効率的に面接を進めることができます。

 

面接の前段階で試験を実施している場合、受検結果からどのような人物なのかをイメージすることができます。

 

それを踏まえ、面接では結果を踏まえた質問を考えることができるので、より多面的に相手を理解することができるというメリットがあります。

 

このことから、適性検査は選考の初期段階で実施されることが多いようです。

 

応募者が企業の求める能力水準に達しているかを客観的に判断することができるという店も適性検査を実施する理由の1つです。

企業とのミスマッチを防ぐため

企業は、応募者が自社の雰囲気や職務に合っているかを重要視しています。

 

そのため、能力検査だけではなく性格検査を行い、社風や働き方が自社にマッチするかどうかを見極める材料としています。

 

社風にマッチする人材であれば、入社後の活躍が期待できるため、適している人材を採用したいと考えています。

 

また性格特徴を把握することで、適応する職種や部署などが見えるため、その人の力を最大限発揮することができる部署・チームへの配属を検討することができます。

 

応募者にとっても、自分に合った部署に配属されることによって、仕事に対する満足度を高め、キャリア形成へとつながるでしょう。

適性検査のテスト内容

性格検査

性格検査とは、さまざまな物事や人に対する考え方など、個人のパーソナリティを測定する心理検査です。

 

最も受験者数が多いSPIでは、性格検査の質問は約300問、玉手箱は約70問など、受検する適性検査の種類によって内容が大きく異なります。

 

受検者の人柄、人となりを把握するための検査であるため、素直に真摯に取り組むことが大切です。

 

その人の本質や考え方を知ることで、自社の業務内容や社風に合うかを判断したり、どの部署に配属するのが適切であるのかの判断材料となります。

 

企業の求める人物像に合うように回答する人も中にはいるようですが、できるだけ自分の気持ちに正直に回答しましょう。

 

なぜならば、質問の中には嘘をついていないかを確かめる仕組みが組み込まれているものもあり、矛盾した回答が多くなると「自分を偽っている」と判断されてしまう可能性が出てきてしまうからです。

 

万が一、性格検査を偽ったまま入社できたとしても、本来の自分とは合わない部分が出てきてしまっては、長く働くことが難しくなってしまいます。

 

そうならないためにも、性格検査は自分に素直に回答するようにしましょう。

 

能力検査

能力検査とは、その人の知的能力を問う検査で、言語力や計算力といった基礎学力のほか、論理的思考力や一般常識などがどれくらい身に付いているかを測定します。

 

SPIでは「言語(国語)」「非言語(算数・数学)」の2つから構成されるのが基本です。

 

オプション検査として「英語」「構造的把握」の科目が追加される場合があります。

 

また玉手箱では「言語(国語)」「係数問題(算数)」「英語」など、呼び方は異なりますが、SPIと同じように国語と算数が中心となります。

 

能力検査の点数は「足切り」の基準にされることも多く、一定以上の点数を取れなければ、不合格となる場合もあります。

 

企業によって足切りのボーダーラインは異なりますが、最低7割以上取れるように対策しましょう。

 

もちろん、人気企業ほどボーダーラインは高くなると考えられるので、高得点を取るに越したことはありません。

 

どの適性検査でも「言語」「非言語」は比較的出題されるので、早いうちから対策に取り掛かるのが良いでしょう。

適性検査の受検方法

適性検査の検査方式

近年の適性検査は、「Webテスト」を行う企業が増加傾向にあります。

 

オンライン選考が主流になりつつあり、自宅受検の適性検査を課す企業が増えています。

 

定番となりつつあるWebテストの形式に慣れておく必要があるので、パソコンでの対策もしっかりしておきましょう。

Webテスト

会場自宅
受験方法パソコン
回答方法記述式

 

Webテストは、インターネットに接続できるパソコンから受検する方法です。

 

企業からメールなどで適性検査のテストURLが送られてくるので、それを指定された期間内に受検します。

 

自宅や学校などインターネット環境の整った場所であればどこで受検しても問題ありません。ただし、スマートフォンでの受検は認められていないので、注意しましょう。

 

Webテストでは、出題される問題一問一問に制限時間が設けられています。

 

制限時間内に解けなかった場合、自動的に次の問題に切り替わり、前の問題に戻ることはできないので注意が必要です。

 

またWebテストでは「電卓の使用」が認められていることがほとんどです。

 

適性検査は時間との戦いなので、スムーズに計算できるよう、あらかじめ電卓の使い方に慣れておきましょう。

 

Webテスト対応検査:SPI、玉手箱、Web-GAB、Web-Cab など

 

 

テストセンター

会場企業が用意した専用会場
受験方法パソコン
回答方法選択式

 

専用会場(テストセンター)のパソコンで受検する方法です。

 

指定された受験期間の中から、自分の都合の良い日時を選択し会場に赴き受検します。

 

過去1年以内にテストセンターで受検したことがある場合には、受検の予約画面から前回の試験結果を企業に送信できるので、テスト結果を複数の企業の選考に使い回すことができます。

 

テストセンターでは、解答が「記述式」になるため、導き出した答えを直接書き込みます。タイピングの正確さやスピードも求められるでしょう。

 

電卓の持ち込みはできないため、計算問題については「筆算」が前提となります。

 

テストセンター対応検査:SPI、C-GAB など

 

ペーパーテスト

会場企業
受験方法
回答方法選択式(マークシート)

 

ペーパーテストとは、応募先の企業が用意した会場でマークシート方式で受験する方法です。

 

パソコンで受ける試験とは異なり、問題一問ずつに制限時間がありません。

 

試験開始時に全体の問題数や出題内容を把握することで、時間をかける問題が明確になり、効率よく時間配分を行うことができます。

 

ペーパーテストでは問題を解く順番に指定がありません。

 

そのため、時間をかけずに確実に解ける問題から解き、時間がかかる問題を後にするといった対策もできるので、冷静に解答することがポイントです。

 

電卓の持ち込みはできないため、計算問題については「筆算」が前提となります。

 

ペーパーテスト対応検査:SPI、CAB、GAB など

インハウスCBT

会社内のパソコンで受検します。内容は、Webテストとほぼ同様のものが実施されます。

 

現在でインハウスCBTを実施している企業は限られており、SPI検査全体の1%弱と考えられます。

インハウスCBT対応検査:SPI

適性検査の種類

適性検査の種類

SPI

SPIとは、リクルートマネジメントソリューションズ社が販売している適性検査です。

 

20種類以上ある適性検査の中でも「適性検査シェアNo.1」を誇り、最もメジャーな適性検査といわれています。

 

定期的にバージョンアップされており、現在利用されているのは「SPI3」です。一般的にはバージョンに関係なく「SPI」と称されています。

 

SPIの能力検査では、「言語」「非言語」の2つの分野が出題されます。出題される問題は中〜高校生レベルと言われているため、そこまで難易度は高くないとされています。

 

「言語分野」は国語の分野、つまり文章の読解力・文法・言語能力・言葉に対する知識量を見る問題が出題されます。

 

一方、「非言語分野」は算数・数学を用いた基本的な計算問題、つまり計算能力や答えの導き出し方、発想力、論理的な思考力などを見るための問題が出題されます。

 

どちらも国語力や算数・数学力が求められるというよりも、「思考力を試す問題」が多く出題されます。

 

よく考え答えを導き出すタイプの問題が頻出するため、考え方(解き方)や時間配分に慣れておく必要があります。

 

上記の他にも「英語能力検査」「構造的把握力検査」を出題する企業もあります。

 

「英語能力検査」とは、同意語・反意語を選択する問題をはじめ、長文読解や和文英訳など、求められる英語力は高卒程度の難易度だといわれています。

 

そのため、TOEICで800点以上を持っている人やセンター試験の英語で9割以上を問題なく取れている人は、そこまで念入りに対策しなくても良いかもしれません。

 

英語能力検査を実施している企業は、外資系企業や総合商社、旅行代理店など、業務において英語が必要となる企業に課されることが多いので、志望企業で過去に出題されているか確認しておきましょう。

 

また「構造的把握力検査」とは、物事の背後にある共通性や関係性を読み解き、構造的に把握する力のことで、物事の本質を捉える力を見ます。

 

情報の全体像を客観的に捉え、情報を分類したり整理した上で、過去の経験などに紐づけて理解を進めたり、応用し解決策を見出すなど、ロジカルシンキング(論理的思考)が求められます。

 

特に問題解決やロジカル性が求められるコンサルティングファーム、総合商社、広告代理店など、難関企業で出題される傾向にあります。

 

SPIは問題数に対して、制限時間が短いのが特徴です。

 

Webテスト・テストセンターで行われるSPIの制限時間は、性格検査30分、能力検査35分です。

 

ペーパーテストの制限時間は、性格検査40分・出題数300問、能力検査は70分・出題数70問となっており、どの形式であれ1問にかけられる時間は非常に短くなっています。

 

練習の段階から、時間を測り、1問あたりにかかる時間を把握しておきましょう。自分のペースがわかっていれば、本番でも焦らずにテストに臨むことができます。

 

 

 

玉手箱

玉手箱とは、日本エス・エイチ・エル(SHL)社が販売している総合職適性検査で、SPIと並んで代表的な適性検査です。

 

自宅で受検することができる「Webテスト」の中ではシェアNo.1となっています。

 

SPIに続き金融企業やメーカー系企業など、人気の高い企業で多く導入されているため、SPIと併せて対策必須となります。

 

玉手箱の「能力検査」では、「言語」「計数」「英語」の問題が出題されます。

 

それぞれ複数の問題形式があり、企業によって出題科目や問題の形式が異なるため、志望企業が過去に実施した組み合わせを調べ対策をするのがおすすめです。

 

SPIと玉手箱の大きな違いとしては、玉手箱の方が問題の種類が少ないことです。

 

玉手箱では1つの出題形式に対し、1種類の問題のみ出題されます。一方、SPIでは、1つの出題形式に対し数種類の問題が出題されるため、幅広く対策する必要があります。

 

このことから、玉手箱の方が対策するポイントが絞れるため、比較的対策しやすいということがいえるでしょう。

 

TG-Web

TG-Webとは、ヒューマネージ社が販売しているWebテストの1つです。SPIや玉手箱と並び、近年では採用選考にTG-Webを導入する企業が増えています。

 

SPIや玉手箱に比べると、まだまだ実施企業は多くありませんが、日系の大手金融企業や外資系企業などの採用倍率の高い企業で出題されていることもあり、非常に難解とされています。

 

出題される問題は「計数」「言語」「英語」「性格テスト」と4分野で、前述した2社と大きく変わりありません。

 

しかし「暗号問題」「立体図形」など、他社のテストでは見たことがないような問題が出題されることもあり、戸惑っているうちに時間が過ぎてしまったという声も多くありました。

 

TG-WEBは難解と言われ対策が必要なテストですが、SPIや玉手箱ほど導入している企業は多くありません。

 

初めから対策に取り掛かるのではなく、まずは志望企業がTG-WEBを使っているのかどうかを調べ、情報収集をしっかり行ってから対策に入りましょう。

CAB

CABとは、日本エス・エイチ・エル(SHL社)が販売している適性検査の1つで、ペーパーテスト形式の「CAB」とWeb形式の「Web-CAB」の2種類が存在します。

 

各分野の出題数や制限時間に違いがあり、Web-CABの方が難しいと言われています。

 

CABとは「Computer Aptitude Battery」の略で、コンピュータ職適性診断テストを意味します。

 

そのため、情報処理・システム関連の企業の多くで採用され、SEやプログラマーなどコンピューター職を志望している学生の適性を測るために用いられています。

 

学力検査を中心としたSPIとは異なり、暗算・法則性・命令表・暗号といった分野による「論理的思考力」を測る問題と「性格検査」から構成されています。

 

「IQテスト」に類似した問題が多く出題され、限られた短い時間の中で、処理能力の速さが重視される傾向にあるため、対策は必須といえるでしょう。

 

SEやプログラマーなど技術職を目指している人は、早い段階からCABの対策に取り組みましょう。

 

GAB

GABとは、玉手箱、CABを販売している日本エス・エイチ・エル(SHL社)の総合適性検査の1つです。

 

GABは、「新卒総合職」の採用を目的として開発された検査であるため、新卒採用で用いられることがほとんどです。

 

言語・計数などの知的能力やパーソナリティを測定する他、ヴァイタリティやチームワークなどの能力特性や将来のマネジメント適性、「営業」「研究/開発」などの職務適性について予測することができます。

 

GABとSPIはそれぞれ新卒採用を目的としたテストですが、開発・販売している会社が異なります。

 

出題されている問題を比べてみると、SPIはシンプルで短い文章問題がメインですが、一方GABは、長文読解や図表の読み取りといった時間のかかる問題が多く出題されています。

 

このことから、適性検査の中では「時間が足りず難しい」と言われることがあります。

 

テストセンターのパソコンで受験する「C-GAB」、自宅のパソコンで受験できる「Web-GAB」、企業で受験する「GAB」の3種類あり、試験時間などに違いがあるので事前に確認しておきましょう。

 

またGABは、英語版としても対応しており、世界統一基準で選考をする必要があるグローバル企業などに強く支持されていることが特徴です。

 

適性検査を突破するための対策法

企業が実施している適性検査に合わせた対策をする

適性検査の種類は20種類以上あり、テストの種類や形式によって出題される問題の範囲や傾向、難易度が異なります。

 

そのため、それぞれに合わせた対策をする必要があります。

 

企業ごとに採用している適性検査が異なるため、志望企業がどの検査を実施しているのかを事前に調べてから対策を行いましょう。

 

インターネットなどで調べると、何の検査が例年実施されているのかを知ることができます。企業が発信していない場合は、就職の口コミサイトなども確認してみてください。

 

全てを鵜呑みにするのは危険ですが、事前にテストの種類を把握することで、どこに重点を置いて対策するべきなのかが見えてきます。

 

適性検査はあくまで選考の通過点に過ぎません。闇雲に対策するのではなく、志望企業に合わせ効率的に対策をしていきましょう。

1冊の問題集を繰り返し解く

練習問題に慣れるためには多くの問題を解くのが良いと思われがちですが、適性検査を攻略するためには、同じ問題集を繰り返し解き、1冊分の問題を完璧にマスターするのが良いとされています。

 

適性検査では、出題される問題に傾向があるため、問題を多く解くよりも、少ない問題数でも出題パターン解き方を徹底して覚える方が効率的です。

 

毎回新しい問題を解きその都度パターンを確認するよりも、同じ問題を繰り返し解き、問題を見ただけでパッと公式や解法が出てくるまで記憶する方が、他の問題にも応用することができるからです。

 

対策本の種類は豊富なので、「基礎を押さえたい」「練習問題を多く解きたい」など、自分に合ったものを選びましょう。

 

対策本はどれを選んでも問題ありません。自分に合った問題集で、問題を見た瞬間に解法がスラスラと出てくるくらいになるまで繰り返し練習を続けましょう。

 

特にSPIや玉手箱の主要とされる適性検査以外は、難易度が高いとされており、初めて目にする問題なども多く出てきます。

 

手広く対策を行うのではなく、まずは1冊を徹底してマスターすることを目指し、取り組みましょう。

 

時間を意識した対策を行う

どの適性検査にも共通して言えるのが「解答時間が短い」ということです。

 

時間が足りなかったという学生も多く、適性検査では正確さとスピードの両方が求められます。

 

中でも「Webテスト」と「テストセンター」形式の検査では、1問ごとに制限時間が設けられているものもあります。設定されている時間は数十秒〜1分程度。

 

残り時間が画面に表示されるため、焦ってしまい、思うように解けないということも起こり得ます。

 

そのため、日頃から時間を意識した対策に取り組んでおきましょう。

 

自分の得意・不得意分野を明確にし、どの分野にどれくらいの時間をかけられるのかを予め把握します。

 

その後、実際に問題を解く時には時間を測りながら練習を繰り返し、時間の感覚を掴みましょう。

 

時間を測りながら解くことで、本番で時間に追われながら解く緊張感にも慣れることができ、本番でも落ち着いて解くことができるでしょう。

 

【SPI】対策ポイント

SPIの出題傾向をつかむ

SPIの知能検査は、高度な知識や専門能力を必要としておらず、社会人として必要な基礎的能力を測るテストです。

 

そのため、玉手箱やGABなどに比べ、難易度は低いといわれています。

 

中学生〜高校1年生程度の学力、知識があれば、解ける問題が多いようです。

 

しかし、問題を理解する国語力や、非言語の問題を解くための公式などをしっかりと覚えていなければ解答を導き出すことはできないため、基礎固めを徹底しましょう。

 

難易度自体はそこまで高くないため、傾向をつかむことで比較的簡単に解ける問題が多いのもSPIの特徴です。

 

問題数が多いため傾向をつかみ、効率よく点数を稼ぐことが重要になります。

 

傾向をつかむためには、問題を解くしかありません。

 

問題集を繰り返し解く、インターネットやアプリを使って、過去問や例題に触れるのも良いでしょう。SPIの出題傾向をつかむことが、SPI攻略への近道になります。

 

時間を意識した練習を繰り返す

問題集や過去問を解く際には、時間をはかってみましょう。

 

時間をはかることで、その問題に使える時間や、自分が不得意としている部分が見えてきます。

 

どの問題にどの程度の時間が割けるのかを把握しておくことで、当日の時間配分をイメージすることができます。

 

また、普段から時間を意識した練習を繰り返すことで、当日焦らずに試験に臨むことができます。

 

わからない問題は見切りをつける

SPIは出題数が多く、時間制限が非常に厳しいです。そのため、完璧に問題を解こうとするといくら時間があっても足りません。

 

最後まで到達できなかったということを防ぐためにも、わかる問題をできるだけ取りこぼさないように進めていくことをおすすめします。

 

じっくり時間をかけて1問を考えるのではなく、わかる問題、確実に点数が取れる問題を優先して解いていきましょう。

 

そのためには、わからない問題に「見切りをつける」ことも大切になります。

 

問題集などを解く際には、わからない問題を飛ばす癖をつけておきましょう。

【玉手箱】対策のポイント

電卓の使い方に慣れておく

玉手箱では、計数の問題を解く際、電卓を使用することができます。検査を受けるときには必ず持参しましょう。

 

玉手箱の練習をする上で大切なことは、電卓の使い方をマスターしておくこと。

 

ただ単に計算機能を使うのではなく、「メモリー機能」を使うと計算が早くなるのでおすすめです。

 

この他にも、分数・小数での解答を使い分けることができたり、ルートの計算にも対応していたりと、使いこなすことで効率的に問題を進めることができる機能がたくさんあります。

 

電卓の使い方ひとつで時間に差をつけることができるので、日頃から使い慣れておくことが大切といえるでしょう。

過去問を繰り返し解く

どの適性検査でもいえることですが、過去問や問題集を繰り返し解くというのが1番の対策になります。

 

特に玉手箱の場合、SPIに比べ問題数は少ないですが、難易度はSPIよりも高いといわれています。出題形式なども特徴的であるため、事前に練習をし慣れておく必要があります。

 

玉手箱は同じ問題形式が連続して出題されるのが特徴なので、出題傾向を知り、問題に慣れておくことでスムーズに解答することができます。

 

また、出題範囲は広いものの毎年似たような問題が出題される傾向にあります。

 

問題集だけではなく、過去問を解くことで例年の出題傾向をつかむことができるでしょう。

 

過去問を繰り返し解き、玉手箱の問題に慣れておきましょう。

【TG-Web】対策ポイント

早い段階から対策に取り組む

TG-WebはSPIや玉手箱より難易度がやや高いことが特徴です。

 

特に計数分野では、SPIなどで出題されない図形の問題なども出題されるため、初見では回答が難しく、対策せずに高得点を獲ることは非常に難しいです。

 

そのため、SPIや玉手箱の対策だけではTG-Web対策にはならないため、別途TG-Webの対策に取り組む必要があります。

 

自分の志望企業が過去にTG-Webを実施している場合、できるだけ早い段階から対策に取り組みましょう。

 

TG-Webを実施している企業は、SPIや玉手箱の導入企業に比べ、まだまだ多くはありません。

 

そのため、他の企業の選考も受ける場合は、平行して別の適性検査対策も行う必要があります。

 

難易度が他に比べ高いことも踏まえ、選考が近くなってから慌てて対策を行うのではなく、余裕をもってTG-Web対策に取り組むことをおすすめします。

出題傾向を理解する

他の適性検査対策にも共通していえることですが、適性検査にはそれぞれ特徴出題傾向があります。

 

選考を受ける適性検査の出題傾向をつかみ、それに慣れておくことが大切な対策ポイントになります。

 

特にTG-Webは、難易度の高い独特な問題が多く、全てを完璧に解答するのは難しいでしょう。

 

ただし、頻出される問題の傾向を把握し、それを解くために必要な解答パターンをしっかり覚えることで、解答できる問題はぐっと増えます。

 

頻繁に出題される問題の出題形式を理解し、解法を徹底して覚えるようにしましょう。

【CAB】対策ポイント

問題を繰り返しスピードアップを目指す

CABはSEやプログラマーなどのコンピューター職の適性を判断するための適性検査です。

 

そのため、「情報処理能力」が重視されています。つまり、じっくり解くことよりも、「情報処理の速さ」「情報処理の正確さ」が求められています。

 

解答時間をいかに短縮できるかが、CABの結果を大きく左右するポイントといえるでしょう。

 

解答時間をスピードアップさせるには、問題を繰り返し解いていく方法が最も効果的です。

 

CABでは1問にかけられる時間は約10秒〜約30秒程度。日頃から時間を意識しながら、繰り返し問題を解くことでスピードアップをはかりましょう。

科目ごとに対策をする

CABは、「暗算」「法則性」「命令表」「暗号」「性格検査」の5項目で構成されています。

 

SPIや玉手箱よりも難易度が高いだけでなく、回答時間も短いので次々と問題を解けるかがポイントになるでしょう。

 

前述した通り、「解答スピード」が重要になってくるので、CABでは科目ごとに勉強を進め、自分の苦手部分を明確にします。

 

得点アップを狙うには、いかに苦手問題の対策ができるかが重要な要素となります。

 

「性格検査」以外の4科目では、対策法が確立しています。

 

例えば、法則性が苦手な場合、頻出する「4つの法則性」を暗記することで、問題がどの法則に当てはまるのかを考えるだけで答えに近づくことができます。

 

各科目ごとに押さえるべきポイントが異なるため、まずは苦手科目を明確にし、苦手科目を中心に対策をしていきましょう。

【GAB】対策ポイント

「言語」は設問と回答に先に目を通す

GABでは論理的思考を問う表の読み取り問題長文読解が多く出題されます。

 

言語検査の場合であれば、長文を読み、その長文に関する設問に選択肢で答えるという形式になっています。

 

短い制限時間の中で、長文の内容を全て把握し、正答を導くのは非常に困難です。

 

問題に沿って、長文や表の読み取りから入ってしまうと、読み終わった後に設問を確認し、さらに再度文章に目を通し回答を探すという時間のロスが発生してしまいます。

 

そのため、効率的に問題を解くために、設問と回答を先に確認し、どのような点を把握する必要があるのかを知った上で文章を読み始めるようにしましょう。

 

そうすることで時間のロスが省け、長文問題を効率的に進めることができます。日頃の練習時から、設問と回答に先に目を通す癖をつけておきましょう。

玉手箱を活用する

GABは、「玉手箱」「CAB」と同じ日本エス・エイチ・エル社が販売しています。

 

そのため、玉手箱とGABの出題傾向は非常に似通っています。GABよりも玉手箱の方が一般的な基礎能力を調べるために出題範囲が広くなっているようです。

 

つまり、玉手箱の対策をしっかりと行うことで、GABにも対応できる力が身についていると考えられます。

 

もちろん、玉手箱の対策だけで十分ということではありませんが、実践練習として「玉手箱」の試験を受けたり、玉手箱の対策本に付属されている模擬テスト過去問を活用して勉強するというのも手段のひとつです。

 

現状、GABの対策本はSPIや玉手箱ほど充実していません。

 

多くの問題を解き、問題のパターンに慣れてからGABの試験に臨むことが最も良いのですが、対策本が少ないため十分に問題に触れることができず不安に感じる人もいると思います。

 

その場合は、ぜひ玉手箱の問題集や試験を活用し、勉強することをおすすめします。

【適性検査別】おすすめの対策本

【SPI対策】これが本当のSPI3だ! 2025年度版

これが本当のSPI3だ! 2025年度版

出典:Amazon

 

SPIテスト定番の一冊。通称「赤本」と呼ばれ、「テストセンター」「ペーパーテスト」「Webテスト」のメジャーな3方式の出題範囲が一冊に網羅されています。

 

受検方式によって異なる出題分野や問題傾向を取り入れているので、これ一冊でSPI対策は完璧です。

 

「いちばんわかりやすくて、いちばん使いやすい」という評判の通り、解説が丁寧なので、基礎から学びたい人にもぴったりの対策本です。

【SPI対策】 2025最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集

2025最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集

出典:Amazon

 

SPIの「テストセンター」「ペーパーテスト」に特化した一冊。通称「青本」と呼ばれ、難易度の高い問題が多く掲載されています。

 

実践問題に特化しているため、基礎を理解した上で、この本で繰り返し問題練習をするのがおすすめです。

 

言語・非言語に加えて英語、構造的把握力検査、性格検査にも対応しているので、この1冊でSPIを完璧にマスターできます。

 

また40分で合格レベルが判定できるテストセンター形式の模擬テストも収録されているので、模試の結果を有効活用しましょう。

【SPI対策】就活BOOK2025 内定獲得のメソッド SPI 解法の極意

16点すべての就活BOOK2025 内定獲得のメソッド SPI 解法の極意

出典:Amazon

 

SPI対策をこれから始める初心者におすすめの一冊。中学高校時代に習った内容に自信のない方は、解説が丁寧にわかりやすく書かれている参考書から始めるのが良いでしょう。

 

こちらの対策本は、図やイラストを用いたわかりやすい解説が魅力です。一から勉強し直せる基礎となる一冊です。

【玉手箱対策】これが本当のWebテストだ!(1) 2025年度版

これが本当のWebテストだ!(1) 2025年度版

出典:Amazon

 

玉手箱の対策本として、毎年就活生から人気のある一冊。

 

Webテストだけではなく、テストセンター方式の「C-GAB」にも対応。この一冊で玉手箱とC-GABの両方の対策ができます。

 

電卓の上手な活用方法なども掲載されており、効率よく問題を解くためのコツがわかります。

【玉手箱対策】1日10分、「玉手箱」完全突破! Webテスト 最強問題集’25年版

 

1日10分、「玉手箱」完全突破! Webテスト 最強問題集’25年版

出典:Amazon

 

1日10分でできる、厳選した頻出傾向を徹底的に対策できる一冊です。掲載されている問題数が多いので、問題集としても活用できます。

 

人気企業の出題問題を忠実に再現しているので、実際に出た問題の傾向がわかります。

 

【TG-Web対策】これが本当のWebテストだ!(2) 2025年度版

これが本当のWebテストだ!(2) 2025年度版

 

出典:Amazon

 

難解とされるTG-Webの問題を徹底的に解説した一冊。TG-Webのテストセンター版の再現問題を掲載しているのは、この対策本だけです。

 

解き方が丁寧に記されているので、短期間での得点アップも狙えます。

【TG-Web対策】スピード攻略Webテスト TG-WEB’24年版

おすすめのTg-Web対策本

出典:Amazon

 

人気企業で出題されている「TG-WEB」の対策本。テストの科目に関する出題情報をまとめた「分野別解説」「実力模試」で構成されています。

 

実力模試は、A(旧)型とB(新)型、2つのタイプの問題を収録しているため、この一冊で両方の対策ができます。

 

問題の傾向や試験時間、難易度などがわかりやすく解説されており、TG-Web初心者におすすめの一冊です。

【CAB・GAB対策】これが本当のCAB・GABだ! 2025年度版

これが本当のCAB・GABだ! 2025年度版

出典:Amazon

 

CAB、Web-CAB、GAB-Compact、IMAGESなど、さまざまな種類があるSHL社の採用テストに対応したCAB・GABの対策本です。

 

難解で知られるWeb-CABの難問、GABの高難易度版から選りすぐりの問題を掲載しています。

 

解説では 、 「どうやって解くか」 という解く過程に重点を置いているので、応用が利くと人気の一冊です。

【CAB・GAB対策】CAB・GAB 完全対策 2025年度版

CAB・GAB 完全対策 2025年度版

出典:Amazon

 

SPIより難易度の高いCAB・GABの完全対策本。暗号や命令表といった特殊な適性検査を実際に出題された問題と同じ難易度で収録しています。

 

この本で解いた問題がそのまま企業の試験で出たという口コミもあり、本番に近い対策がこの一冊でできます。

適性検査の傾向をつかんで高得点を目指そう!

適性検査対策

適性検査は決して難しいものではありません。種類によって難易度は異なりますが、予めどのテストが出題されるのか、出題傾向をつかみ、対策を行うことで高得点を得ることができます。

 

適性検査は選考に大きく関わってきます。直前になって慌てるのではなく、大学3年生の冬頃から「就活準備」として、余裕を持って対策に取り組んでおきましょう。

 

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適性検査SPI3対応!言語・非言語対応のSPI対策アプリ!

Yuka

編集者

Yuka

2021年7月に入社し、CareerMineをはじめとする就活メディアの編集を手掛ける。 以前は広告代理店でメディアプランナーとして、広告やキャンペーンの企画を担当。 『SPI対策問題集』では掲載している記事のチェック、編集、ライター管理、コンテンツ制作などを行ってる。また自身もライターとして記事執筆も担当。

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監修者

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1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。 現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。 また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。

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