サムネイル画像

【SPI 特殊計算|非言語(数学)】練習問題から対策方法まで一挙公開!

SPIの特殊計算とは?

SPIの特殊計算は一見難しそうに見えますが、その本質は金額計算や数値計算などの他の計算問題と同じです。

これらはいずれも与えられた情報から立式し、正しく解くことが求められます。

したがって、特殊計算のためだけに特別な訓練をする必要はありません。

基礎的な計算力と情報を適切に用いる能力を養うことが重要です。

対策のポイントと解き方の流れ

上述の通り、特殊計算のための特別な解き方が存在するわけではありません。

そこでここでは、SPIの計算問題全般を解く際のポイントを3ステップに分けてご紹介します。

①求めるものを文字で置く

計算問題で問題文を読み終えてまずすることは、求めるものを文字で置くことです。

文字で置くことで問題のゴールがはっきりとわかるため、そこまでの道筋も見えやすくなります。

実際の問題で確かめてみましょう。

【問題】

ある親子は今、母親が32歳、子供が4歳である。母親の年齢が子供の年齢の2倍になるのは何年後か。

【選択肢】
A 5年後
B 12年後
C 18年後
D 24年後
E 28年後
F AからEのいずれでもない

 【解答・解説】

D.24年後

求めたいものをxとおいて、条件を表す式を立てれば簡単に求まる。

いまからx年後に「母親の年齢が子供の年齢の2倍になる」とする。この時以下の条件式が成り立つ。

\( 32 + x = 2 \times (4 + x) \)

\( 32 + x = 8 + 2x \)

\( 24 = x \)

\( x = 24 \)

よって24年後。

ちなみにこのとき母親は56歳、子供は28歳。

この問題で求めるべきは「何年後か」です。なのでまず、答えは「x年後」のようになるはずです。そこで、求めるものをxと置いてみると、xに関する式を立てることができ、答えを導くことができます。

「問題文を読んでも全然意味がわからない」という場合でも、とりあえず求めるものを文字で置いてみると、そこから思考が始まることも多くあります。

②簡単な数字を代入してみる

求めるものを文字で置いてもよくわからない場合は、そこに簡単な数字を代入してみましょう。

具体的な数を入れることで、状況が理解しやすくなります。

例題で確かめてみましょう。

 【問題】
4種類のお菓子がある。値段はそれぞれ40円、60円、90円である。

2人の子どもで800円を持ち寄ってぴったり使い切ってお菓子を買うことにした。

90円のお菓子は絶対1人3つ以上欲しい。合計個数を最大にするようお菓子を買う時60円のお菓子はいくつ買うことになるか。

【選択肢】
A 0個
B   1個
C 2個
D 3個
E 4個
F AからEのいずれでもない

 【解答・解説】

B.1個

90円のお菓子は2人合わせて最低6個以上買うから、少なくとも

90 × 6 = 540円

のお金がかかる。合計800円だから、残り260円分で可能な限り多くのお菓子を買いたい。

全て40円のお菓子を買うとすると、6個買えるが20円余ってしまう。

そこで60円のお菓子を1つ40円のお菓子と交換すると、40円が5個、60円が1個で残りの260円を使い切る。

仮に、60円のお菓子の個数をxと置いたが、イマイチ状況がわからないとしましょう。

その時例えば、60円のお菓子を10個買うとどうなるか考えてみると、合計が800円を超えてしまうことがわかります。では、3個ではどうでしょうか。800円ぴったりになりません。

このように、わかりやすい数字を入れて実験し、どういう値をとるのかをなんとなく把握することで、問題の方向性がわかってきます。

③文字を用いて等式・不等式を立てる

具体的な数字を代入し、問題の方向性がわかったら、あとは立式するだけです。

例題で考えてみます。

 【問題】100円の商品と125円の商品を合計で1000個仕入れた。

商品一個あたりの平均原価が120円だった時、100円の商品はいくつ仕入れたか。

【選択肢】

A  200個

B  300個

C  400個

D  600個

E  800個

F  AからEのいずれでもない

 【解答・解説】

A.200個

100円の個数をxとすると、125円の個数は(1000 – x)個。よって総額は

100 × x + 125 × (1000 – x) = 125000 – 25x

また、平均原価120円で1000個なので、総額は120000円である。これを上の式と照らし合わせると、

125000 – 25x = 120000

x = 200

したがって200個。

この問題では、100円の商品の個数を文字で置き、その文字を使って平均が求まるような式を立てています。

 

このように、①〜③の流れをマスターすることで、特殊計算だけでなく、計算問題全般を得点源にすることができます。

特殊計算

問題一覧

「非言語 」のその他の単元はこちら

アプリの説明画像

適性検査SPI3対応!言語・非言語対応のSPI対策アプリ!

Ryosuke

問題クリエイター

Ryosuke

2002年生まれ。早稲田大学の3年生。現在、24卒として就職活動しながらSPIの研究を行い、 『SPI対策問題集』の立ち上げを担当。同じ大学の友人らと協力して問題の制作や解説記事の作成を行う。 非言語科目を得意としており、特に推論の問題には大きな自信を持っている。

gen

監修者

gen

1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。 現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。 また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。

>メッセージを読む

SPI対策問題集

    SPI対策アプリ

      SPI対策 LOGO
      SPI対策問題集
      produced by CareerMine
      SPI対策アプリの決定版

      記事一覧

      SPI対策 LOGO

      SPI対策問題集 produced by CareerMine

      サイトコンテンツ

      科目一覧

      ・言語
      ・非言語
      ・英語
      問題一覧
      記事一覧
      SPI対策模試
      WEBテスト練習問題

      サイト情報

      運営会社
      編集ポリシー
      監修者メッセージ
      プライバシーポリシー
      利用規約
      お問い合わせ
      よくある質問

      関連サイト

      就活タイムズCareerMine就活年収チェッカーらくらく履歴書施工管理キャリアDriver's Career電気工事キャリア

      SPI対策アプリ

      面接練習アプリ

      時事問題&一般常識対策アプリ

      ES添削アプリ

      CareerMine

      Copyright © Ann, Inc. 2022