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SPIでは言語と非言語の問題が出題されるため、両方を効率的に勉強する必要があります。そこで、隙間時間を使って手軽に勉強ができるSPI対策アプリの活用がおすすめです。
対策アプリを使えばどんな場所でも練習ができるため、忙しいスケジュールの合間を縫って対策を進められます。
また、アプリならではの便利機能を搭載しているアプリも多く、自分の成績の推移などから成長を実感することもできます。
完全無料で利用できるアプリもあるため、「就活の出費はなるべく抑えたい…」という人でも安心です。
SPI対策アプリを選ぶ際は、自分が対策したい分野に対応したアプリを選びましょう。
SPIの能力検査では、言語(国語)と非言語(数学)が必ず出題されます。
対策アプリの中でも言語と非言語でアプリが分かれているものもあれば、1つのアプリで両方の分野をカバーしているものもあります。
例えば、「計算問題が苦手だから非言語に力を入れたい」という人は、言語と非言語がまとまったアプリに加え、非言語に特化したアプリを使うと良いでしょう。
また企業によってはSPIで英語(ENG)が実施されることもあります。英単語の勉強に適しているアプリや長文読解問題が多く収録されているアプリなど、自分に合ったアプリを選びましょう。
SPI対策アプリには問題と解答の収録だけでなく、勉強をするにあたって役立つ機能がたくさんあります。
例えば、学習記録がつけられるもの、ランキングが出るもの、問題のブックマーク、メモ機能、ミスした問題の集約、制限時間を付けられるもの、解説、暗記機能など様々です。
自分の勉強法に合った機能が備わっているアプリを選びましょう。
学習記録やランキングはモチベーションの維持に役立ってくれ、メモ機能は解答を導くまでの過程や気になったことの覚え書きに便利です。
テストの際には時間の制限があるので、制限時間の機能は短い時間で問題を解くトレーニングにうってつけです。
アプリによっては解説の中で公式に触れてくれているものもあります。
SPI対策アプリではアプリによって収録されている問題数が異なります。
言語・非言語を合わせて300問以上の問題を扱っているアプリもあれば、特定の言語の問題を100問以上収録しているアプリもあります。
1つのアプリで幅広く対策したい人であれば、言語・非言語がまとまっており、なおかつ問題数の多いアプリを選ぶようにしましょう。
中には有料アプリの無料版で100問近く試せるものや、難易度の高い問題を解く際に課金するタイプのものもあります。
まずは無料で使える範囲内で相性の良いアプリを探してみるのがおすすめです。
「とにかくたくさんの問題に触れる」という勉強法の人は、問題数の多いアプリを複数利用することで、対策できる範囲が広げられます。
「とりあえずSPIがどんなものなのか知りたい」「SPIの問題に慣れたい」という人は問題数にこだわらず、解説が充実していると感じたアプリを使うと良いでしょう。
いくつもあるSPI対策アプリの中で、どのアプリを選べば良いのか迷ってしまった時に参考になるのが、アプリに寄せられたレビュー評価やダウンロード数です。
人気のアプリはたくさんの人にダウンロードされ続けていたり、使いやすいアプリのレビューは評価が良かったりします。
また、中にはアプリの中身について詳しくレビューされていることもあるので、自分に合ったアプリ選びの参考にもなるでしょう。
他にも不満のレビューの方が多い、評価が低い、ダウンロード数が極端に少ないといった要素は、満足度の低いアプリを避けるための判断材料の1つとすることができます。
評価の低いアプリを使い続けてしまわないよう、レビューやダウンロード数などはチェックしてみてください。
出典:SPI対策アプリ
言語、非言語、英語を合わせて382問の問題を無料で解くことができるアプリでApp Storeのアプリ評価は★4.5。得意・不得意を分析してくれる機能や、カスタム復習・おまかせ復習のモードもあります。
さらに大学や都道府県別などの同じ卒年の人同士で、学習問題数や完璧になった問題数を使ったランキングを見ることができるので、対策勉強のやる気アップにも繋がります。
出典:App Store
SPI Liteは、例題も含めて88問が収録されている、言語・非言語に対応したアプリです。
アンドロイド版では「SPI言語Lite【Study Pro】」となっており、問題数は52問。
App StoreでもGoogle Payストアでも★4以上の評価がついています。Google Playストアのダウンロード数は10万以上の、無料で使えるSPI対策アプリです。
無料版でも漢字問題の「語句の意味」や「語句の用法」、「熟語の成り立ち」や数学の分野で難易度の高い「推論」などの問題を解くことができます。
出典:App Store
言語の分野に特化した有料アプリで、収録問題数は232問。
App Storeの有料アプリランキング(教育)で5位にもなったことのあるアプリです。★4.7の評価がついており、人気があることが分かります。
アプリの概要によると、収録されている問題数は市販の言語問題集に収録されている問題の約2倍。
「最適学習モード」では未学習・苦手な問題が優先出題されて効率的に勉強ができます。
また、英語(ENG)は追加購入することで対策が可能になります。
出典:App Store
例題も含めて152問が収録された、非言語に特化した有料のSPI対策アプリです。
言語版と同様に、アプリに対して★4.6と好評価がついている点や、収録されている問題数が多い点がポイントであるといえます。
またメモの機能では、問題文を見ながらメモ書きできるので、電卓を使って出した数字や、解答までの考え方を残せて便利です。
出典:App Store
iOSでは累計50万ダウンロードを突破しており、評価は★4.6でレビュー数は3万件を超えています。
収録されている問題の総数は500問以上です。暗記モードが備わっており、非表示にすることで解説文や図表などが隠れ、暗記する際に役立ってくれます。
分野は「非言語(数学)」「言語(国語)」「言語(英語)」と3つに分かれており、問題や小テスト、暗記をする際に分野を絞ることができます。また、試験日を設定することで、「試験日まであと○○日」とトップページに表示させることも可能です。
出典:App Store
SPI言語に対応した対策アプリです。問題は「LEVEL」ごとに分けられており、1〜3へとステップアップしていきます。復習ページからは「テーマ別」に問題を解くことが可能です。
また、LEVEL1までは無料で解くことができ、より難易度の高い問題に挑戦したい場合はアプリ内でLEVELを追加購入することになります。
制限時間についてはオンとオフが切り替えられ、自分に合わせて変えることができます。
出典:App Store
上記アプリの非言語バージョンです。同じくLEVEL1の問題までは無料で、LEVEL2以上からは課金が必要です。
計算問題で頻出の「順列・組み合わせ」や「代金計算」「確率」などの問題も収録されています。
「前回の続き」ボタンを押すことで直前の問題から進めることができ、いつでも問題演習の続きを再開することができます。
復習のページでは過去に解答ミスした問題や、しおりをつけた気になる問題、履歴などが確認できます。
テストモードでは10問、20問、30問の中からランダムに問題が出題されます。
SPI対策アプリの中には、長い間更新されておらず、問題内容が古いものもあります。
SPIの問題内容は年々新しくなっているため、直近2~3年程度よりも以前の問題は対策として役立たない可能性が高いです。
ほとんどのアプリでは最終更新がいつなのかを確認できるため、インストールする前に更新日を確認し、古すぎるアプリでないかを必ずチェックしておくようにしましょう。
SPI対策アプリは簡単に利用できるため、それだけで対策を済ませてしまいがちです。しかし、本格的な参考書と比べるとどうしても問題の量や質で劣ることが多いため、アプリだけで対策を終わらせるのはおすすめできません。
基礎力を身に着けるには参考書も活用し、その上で苦手な箇所や気になる箇所を補うためにアプリを利用する、といった使い方をすれば、自分の力が付きやすいでしょう。
SPI対策アプリで本番と同じような時間感覚で解き進めるのは難しいです。SPIの能力検査は基本的に筆記かPC上で行われるため、スマホ操作で問題を解くのとは勝手が異なります。
SPIでは時間配分も重要なポイントとなってくるため、ただ問題を解くだけでは高得点を取ることはできません。
そのため、時間を計りながら参考書の問題を解いたりして、本番でも通用する速度で解き進められるようにしておくのが良いでしょう。
アプリや参考書を使った対策がある程度済んだと感じたら、模試で「実際に通用するか」を確認してみましょう。
練習ではスムーズに解けていても、本番と同じ流れで解いていると焦ってしまうことも多いです。
緊張せずに実力を出せることも重要になるため、模試で本番に近い雰囲気を体験しておきましょう。
SPI対策模試では、本番想定の本格的な問題に無料で挑戦できます。自分の実力を確かめ、不足していると感じたら対策を練り直すと安心です。
アプリはスマホやタブレットで、隙間時間を使って手軽に対策できる点が魅力です。
無料で使えるアプリも多く、初めて対策に取り組む際には使いやすいですが、本格的に対策する場合は対策本と併せての活用をおすすめします。
問題の数やバリエーション、解説、SPIに関する情報といった面において、対策本の内容はとても充実しています。
アプリは隙間時間でサッとできる便利さと手軽さが良い一方、アップデートによって今までの学習記録が消えてしまったり、通信環境が整っていない所では使えなかったりするなど、少し不安な点も残ります。
より高得点を狙うためには、アプリだけで対策をするのではなく、対策本も併用して勉強すると万全に仕上がります。
まずは、無料で使えるアプリから気軽に試してみましょう。