就活で対策必須の適性検査「SPI」には、様々な模試サービスが存在します。しかし、「どの模試を受けたらいい?」「受ける必要はあるの?」と疑問に思う方も多いですよね。
この記事では、数あるサービスの中からおすすめのSPI模試5選を紹介し、模試を受けておくメリットを解説します。画像付きで受検の流れも説明しているので、受けようか迷っている方は必見です。
さらに、模試を受けた後にするべき対策についても取り上げています。模試の結果を無駄なく対策に活かす方法をチェックしておきましょう。
目次
SPI模試の中でも特におすすめのサービスを、無料で受けられるものやオンラインで完結できるものも含めて5選紹介していきます。
今すぐ試せるものもあるので、「SPIがどんなテストなのか知りたい」という段階でも気軽にチャレンジしてみましょう。
SPI対策模試は、5分で終わる簡単レベル診断と、本番を想定した本格的な模試の2種類から選んで受けることができる無料サービスです。診断結果は点数だけでなく、全国の就活生と比較したランキングでも確認できるため、自分がどのレベルなのかを確認しながら対策を進められます。
学習の進み具合に合わせて、対策を始める前なら「簡単レベル診断」、対策中や仕上げ段階では「本番想定模試」で実力を確認したりと柔軟に活用できます。
問題の再現度も高く、SPIの問題がランダムに出題されるので、本番対策に最適です。この他にも練習問題集や対策アプリなど全て無料で提供されているので、SPIの得点力を着実に高めることができます。併せて活用してみましょう。
SPI試験対策 Web模擬試験は、非言語問題に特化したシンプルな形式のオンライン模試サイトです。
模試では毎回ランダムに10問が出題され、解答後には正誤や解説・かかった時間をすぐに確認できるため、繰り返し練習することで効率よく理解を深められます。
言語問題は含まれていないため、他の模擬試験と組み合わせて学習するのがおすすめです。
サイトを開くだけですぐに模試を開始できる手軽さも大きな魅力で、短時間で非言語対策を集中して行いたい人に向いています。
出典:SPIオンライン
SPIオンラインは、テストセンター形式に近い本番さながらの模試をオンラインで受けられるサービスです。
単元ごとの練習問題も豊富で、苦手分野を重点的に確認できるのが特徴です。無料で挑戦できる範囲も広く、初めてSPIに触れる人でも気軽に利用できます。
各問題には解説が付いており、間違えた箇所を振り返りながら効率的に学習できるため、模試としての腕試しだけでなく本格的な対策にも役立ちます。
全範囲を網羅しているわけではありませんが、頻出問題を効率よく押さえたい人や、まずは手軽にSPI模試を体験したい人におすすめのサイトです。
出典:キャリタス模試
キャリタス模試では、SPIをはじめとした適性検査の模試を通年で実施しており、高度な分析結果を受けられる点が大きな魅力です。
SPIの模試はおよそ2か月おきに10日間開催されるため、事前に予定を調整すれば複数回の受検も可能です。開催スケジュールは限られていますが、事前申し込みをしておくことで効率よく対策できます。
さらに、SPIの模試の合間には玉手箱や一般常識の模試も開催されており、これらも就活で頻出の内容なので、合わせて受けておくことで幅広い企業に対応できる力を養えます。
出典:SMART SPI-G
SMART SPI-Gは、第二新卒・転職者向けのSPIである「SPI-G」に特化した精度の高い模試を提供しています。
無料で体験できる模試と、有料で受けられる本格的な模試に分かれているため、まずは無料版から試してみると良いでしょう。
テストセンターを忠実に再現した模試や、Webテスト・玉手箱の問題に対応しており、幅広い対策を効率的に行えます。
特に本番での高得点を目指す方や、SPI-G対策を万全に進めたい人におすすめのサービスです。ハイレベルな対策を行いたい方はぜひ購入を検討してみましょう。
・対策の進み具合を確認できる
・本番の緊張感に慣れることができる
・短時間で済むから負担にならない
SPIの模試では、本番同様に幅広い単元からランダムに問題が出題されます。得意な問題でも、他の問題と交えて出題されると意外に苦戦することもあります。
模試を受けることで、対策が実戦レベルまで仕上がっているかどうかを手早く確認できるとともに、結果次第では不足している部分や苦手部分が明確になり、対策に活かすことができます。
また、「あとどれくらい勉強するべきなんだろう…」と不安を感じている人にとっては、対策のゴールを明確にできるのも嬉しいポイントです。
こうした感覚は問題を1つ1つ解いているだけでは掴めません。「わかったつもり」で本番に臨まないためにも、一度は模試を受けておくことをおすすめします。
SPIは選考の合否に直結する重要度の高いテストです。そのため、「失敗できない」と不安になるあまり、本番で実力を発揮できなくなってしまうこともあります。
普段は余裕を持って解ける問題でも、本番での焦りや緊張で間違えてしまうことも多いです。
模試で本番に近い緊張感を体験しておくことで、本番では落ち着いて問題に取り組めるようになるでしょう。
SPIの模試は基本的に30分~1時間程度で終わるものが多く、Web上で受検できるため、忙しい就活中でも負担になりにくいのが特徴です。で
面接や説明会など、まとまった時間が取りにくい場合でも、スキマ時間に受検することができるので、短時間で効率的に進められます。
模試は問題を繰り返す練習よりも実践感覚を身につけることができ、得られる成果が大きいことが魅力といえます。
ここからはSPI対策模試を例として、実際に模試を受けた時の流れを画像付きで紹介していきます。模試を受けるか悩んでいる方も、こちらを参考にした上で検討してみましょう。
SPI模試は、申し込みから受検まで全てWeb上で完結できるのが一般的です。また、事前の申し込み無しですぐに始められる模試もあります。
SPI対策模試では、5分の簡単レベル診断と、12分の本番想定模試から選んですぐに受検できます。それぞれ言語・非言語・英語の分野別に受けられるため、日を跨いで取り組むことも可能です。
特定の期間に受検する必要があるサービスの場合は、申し込み後の案内なども忘れずに確認しておきましょう。
SPIの模試の中には、続けて30分~1時間程度かけて実施されるものもあります。SPI対策模試でも、1回12分の模試を続けて3分野行えば30分以上かかるでしょう。
模擬的なテストとはいえ、落ち着いて取り組まなければ対策に活かせる結果は得られません。受ける模試の形式に合わせて、最低30分以上は確保してから受検することをおすすめします。
なお、SPI模試の多くは、テスト開始のタイミングを受検者側で決められるようになっています。直後に大事な用件が控えていない時を選んで取り組むようにしましょう。
SPIの模試は、本番を再現した解答画面で進みます。問題の内容だけでなく、時間表示や出題方法も本番に合わせているものが多いため、より実戦に近い感覚で解いていけるでしょう。
SPIの解答画面は、左側に設問・右側に選択肢という配置が基本です。下部にはその問題の制限時間が表示されている他、右上に試験全体の時間と解答数も表示されています。
模試でも本番に近いレイアウトで解いていけるものが多いため、問題内容以外からも本番の雰囲気を体験できるでしょう。
模試の受検後は、すぐに自分の成績を確認できます。まず目に入るのは合格判定や偏差値・順位などですが、それ以外にも必ず目を通すようにしましょう。
問題ごとの正誤は、単元名と併せて記載されています。必ず解答・解説を確認し、ミスの原因を把握しましょう。その上で、「正答率が低い単元はなかったか」「凡ミスした問題はないか」といった点に注目し、今後の対策に活かすことが重要です。
模擬試験と同じ結果を、本番でそのまま出せるとは限りません。なるべく余裕を持って突破できるように、最後まで対策を仕上げていくべきです。
模試を受けることで、練習だけでは気付けなかった弱点を知ることができます。間違えた問題の原因を分析すれば、単なる知識不足なのか、もしくはケアレスミスや時間配分のミスなのかが見えてくるでしょう。
こうしたミスの原因に合った方法で復習することで、より安定した成績を取れるようになります。問題の練習だけでは掴めない具体的な弱点を、効率的に潰していきましょう。
例えば、知識不足で落とした問題があれば、基礎知識の再確認から始めるべきです。また、時間切れで落とした問題は、解く手順を見直すなどの改善策を立てられます。
模試で目標以上の好成績を取れたとしても、そこで対策をやめるのは危険です。模試の結果はあくまで目安であり、本番で同様の結果を出せる保証はありません。
緊張から多少悪い点数が出ることも見越して、目標より1割は高い得点を目指すようにしましょう。
また、SPI対策は継続することで安定感を出せるものです。模試を受けた段階では高い水準まで仕上がっていたとしても、数日空ければ知識が抜けてしまう可能性もあります。
「模試は良かったのに本番でうまくいかなかった」という後悔をしないためにも、油断せず本番までコツコツと復習を繰り返しましょう。
SPIの模試を受ける目的は、その場で高得点を取ることだけではありません。思うような点数が取れなくても、試験のイメージを掴めるだけで大きな収穫といえます。
緊張感からミスを起こすことも多いSPIでは、試験の雰囲気に慣れるだけで、落ち着いて本来の力を発揮することができるようになります。繰り返し模試を受検することで、本番もリラックスして臨むことができるでしょう。
そのため、模試の結果が悪かったとしても気にする必要はありません。「課題がわかった」「経験を積めた」ということを前向きに捉えれば、対策を続けるモチベーションも湧いてくるはずです。
SPI対策を進める中で、一度は模試を受けておきましょう。問題を練習している時にはわからなかった課題が見つかるかもしれません。
また、どれだけ練習をしても、本番では緊張からミスが起こってしまうものです。本番に近い形式で模試を受検しておけば、本来の実力を発揮しやすくなるでしょう。
今回紹介したSPI模試サービスは気軽に受検できるものばかりです。自分に合ったものを選び、まずは一度受検してみましょう。模試の結果から弱点を見つけ出し、的確な復習を重ねれば効率的に得点を伸ばせます。