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【SPI対策】Webテストの種類と無料でできる練習問題サイト

Webテストとは?

Webテストは、パソコンを使ってネット上で受検する適性検査で、多くの企業が新卒採用やインターンシップの一次選考で取り入れています。

 

Webテストは主に、テストセンターに出向いて受検するパターンと自宅で受検するパターンがあります。

 

Webテストのメリットは、遠方の学生でも受検しやすい・企業が会場を準備しなくて良い・

面接ではわからない性格や適性がわかる・効率よく応募者を絞り込める、などです。

 

Webテストといえば「SPI」が有名ですが、その他にも「玉手箱」「C-GAB」「Web-CAB

」「TG-Web」など様々な適性検査があります。

 

どの試験も中学〜高校の学習範囲から大学受験レベルと言われていますが、厳しい制限時間やWebテスト特有の難解な問題に苦戦する就活生も多いようです。

 

しかし、Webテストは満点を狙う必要はありません。どのくらいできれば合格かは企業によって様々ですが、一般的に6〜8割がボーダーと言われています。

 

Webテスト突破には、適性検査の内容を把握し、出題傾向に合った対策をすることが重要です。

 

事前に情報収集をしっかり行い、早めにWebテスト対策を始めましょう。

 

Webテストの種類

SPI

SPIはリクルートマネジメントソリューションズ社が提供している適性検査です。

 

SPIのWebテストには、テストセンター方式・自宅受験型の「Webテスティング」・企業内のPCで受験する「インハウスCBT」の3つの受検方式があります。

 

メインはテストセンター受検で、SPI受検者の約70%がテストセンターで検査を受けています。

 

内容は能力検査(言語・非言語)と性格検査で構成され、構造的把握力検査と英語検査は能力検査のオプションとなっています。

 

テストセンターと自宅受験では問題傾向が異なるため、それぞれ対策が必須です。

 

能力検査のレベル「中学〜高校レベル」とされており、しっかり対策ができていれば難易度は決して高くありません。

 

試験科目と問題数・制限時間は次の表を参考にしてください。

 

試験科目問題数制限時間
能力検査言語・非言語回答状況による 約35分(言語・非言語合わせて実施)
構造的把握力検査約20分
英語能力検査約20分
性格検査1部:約90問(約12分)

2部:約130問(約13分)

3部:約70問(約11分)

 

SPIの時間配分は、語彙や公式の暗記で解ける問題は1問あたり20〜30秒以内長文読解・推論・構造的把握力など難易度の上がる問題は1問あたり1〜2分以内の解答が目安です。

 

性格検査も約300問と質問数が多いので、悩んでも1問10秒以内には解答しなくてはいけません。

 

テンポ良く回答できるよう時間対策をしっかり行いましょう。

 

玉手箱 

「玉手箱」は日本SHL社が提供している適性検査です。

 

自宅受験型のWebテストの中では最も活用されている適性検査で、インターンシップの選考でも多く使われています。

 

内容は能力検査(言語・計数・英語)と性格検査があり、企業ごとに科目の組み合わせを変えて実施されます。

 

また、玉手箱は同じ日本SHL社が提供しているWeb-CABの科目が組み込まれることもあるようです。

 

科目によって制限時間が短い形式と、長い形式があるので注意しましょう。

 

SPIは1つの問題文に数種類の問いがあるのに対し、玉手箱は1つの問題文に対し1種類の問いが出題されるのが特徴です。

 

このためSPIに比べると対策の範囲は絞られますが、より速い計算スピードや判断力が求められるので難しいと感じる人も多いようです。

 

試験科目と問題数・制限時間は次の表を参考にしてください。

 

試験科目問題数制限時間
能力検査計数図表の読み取り29問15分
40問35分
四則逆算50問9分
表の空欄推測20問20分
35問35分
言語論理的読解32問15分
51問25分
趣旨判定32問10分
英語長文読解24問10分
論理的読解24問10分
性格検査性格本格版68問約20分
意欲本格版36問約15分

 

玉手箱の時間配分の目安は、図表の読み取り・表の空欄推測は1問あたり約30秒〜1分四則逆算は1問あたり約10秒です。

 

言語分野は1問あたり約20〜30秒が目安となります。

 

1問あたりにかけられる時間が非常に短いので、問題形式に慣れて時間配分を意識した練習が必要です。

 

C-GAB

「C-GAB」は、日本SHL社が提供している適性検査です。

 

企業によって、テストセンター型と自宅受験型が選択できるようになっているので、受検場所をしっかり確認しましょう。

 

出題内容は玉手箱と同じで、能力検査(言語・計数・英語)性格検査が実施されます。

 

玉手箱は企業ごとに科目の組み合わせが異なるのに対し、C-GABはどの企業も共通の試験が実施されます。

 

論理的な思考力・判断力を求められる問題が多く、SPIに比べると難易度は高いと言われています。

 

試験科目と問題数・時間制限は次の表を参考にしてください。

 

試験科目問題数制限時間
能力検査計算図表の読み取り29問15分
言語論理的読解32問15分
英語長文読解24問10分
性格検査68問約20分

 

C-GABの時間配分の目安は玉手箱と同じです。

 

注意すべき点は、玉手箱では電卓の使用が認められていますが、「C-GABは電卓が使えない」ということです。

 

暗算や筆算のスピードがより求められる試験なので、練習問題をこなして計算のコツを掴みましょう。

Web-CAB 

「Web-CAB」は日本SHL社が提供している適性検査です。

 

Web-CABは自宅受験型のWebテストですが、同じ試験内容でテストセンター受検の「C-CAB」も実施されています。

 

Web-CABはSEやプログラマーなどIT業界の専門職の採用テストとして有名ですが、最近は他業界でも実施する企業が増えてきています。

 

内容は、能力検査性格検査で構成され、玉手箱と組み合わせて実施されることもあるようです。

 

論理的思考を問う問題が多く、学校で習った内容とは傾向が全く違う問題が出題されるので難易度は高めです。

 

試験科目と問題数・時間制限は次の表を参考にしてください。

 

試験科目問題数制限時間
能力検査四則逆算50問9分
法則性30問12分
命令表36問15分
暗号30問16分
性格検査68問約20分

 

Web-CABの時間配分は、四則逆算約12秒、その他の問題も20〜30秒が目安です。

 

計算問題はいかに電卓を使いこなせるかがポイントです。

 

法則性・命令表・暗号は初見ではなかなか太刀打ちできないので、問題形式にしっかり慣れておきましょう。

TG-Web

「TG-WEB」は、ヒューマネージ社が提供している適性検査です。

 

自宅受験型テストセンター形式があり、最近ではAIが自宅受検者の様子を監視する「TG-WEB eye」が注目されています。

 

試験内容は、能力検査(言語・計数)で、英語はオプション検査となっています。

 

能力検査は旧型と新型がありますが、ほとんどの企業が旧型で実施しているようです。

 

TG-Web(旧型)の計数は、全てのWebテストの中で最も難易度が高いと言われており、短い時間で確実な判断ができるかどうかが問われます。

 

TG-Webを自宅で受検する場合の試験科目と問題数・時間制限は、次の表を参考にしてください。

 

なおテストセンターで受検する場合は、内容や制限時間が下記の表とは異なるので注意しましょう。

 

試験科目問題数制限時間
能力検査旧型言語(空欄補充・並び替え・長文読解など)12問12分
計数(図形・推論など)9問18分
新型言語34問7分
計数36問8分
英語10問15分

 

TG-Webの時間配分は、言語の長文読解1〜2分語句の問題5秒前後が目安です。計数1〜2分を目安に対策しておくと良いでしょう。

 

TG-Webの特徴の一つが豊富な性格検査です。

 

一般的な性格検査に加えて「行動特性」という観点から、ストレスに対処する力、成果を生み出す力など、人材を多角的に検査することができる検査です。

 

代表的な性格検査の問題数と制限時間を次の表にまとめました。

 

検査項目問題数制限時間
性格検査A8(コンピテンシー適性検査)98問15分
156問30分
G9(コーピング適正検査)60問10分
W8(チームコミュニケーション適性検査)40問10分

 

その他に、B5(ベーシックパーソナリティ検査)・Q1(ジョブ・クラフティング適性検査)など様々な性格検査があります。

 

制限時間内に的確な回答を選択するためにも、自己分析と企業研究をしっかりしておきましょう。

Webテスト対策のための練習法

志望企業のテスト形式をチェックする

志望する企業がどのWebテストを実施するのか、種類を確認してから対策を始めましょう。

 

過去に実施された適性検査を知るには、就活サイトの先輩たちの口コミが参考になります。

 

試験の種類がわかったら、出題傾向・問題数・制限時間を確認します。

 

自宅受検とテストセンター受検で、出題範囲が違う場合もあるので、問題集などで事前にチェックしておくと無駄なく対策できます。

 

出題傾向や制限時間が把握できていれば、本番でも慌てることなく解答に集中できます。

 

就活中は適正試験以外にもやらなくてはいけないことがたくさんあるので、効率よく対策しなくてはいけません。志望企業のWebテストの内容は必ず確認しましょう。

 

問題集を繰り返し解く

Webテストの内容が把握できたら、問題集を選びましょう。

 

それぞれの適性検査に特化した対策本が各社から出版されています。特にSPIはテキストの種類が豊富なので、自分に合ったものを選びましょう。

 

見慣れない問題に焦ってしまうかもしれませんが、最初のうちは時間を気にせず問題をじっくり解いて大丈夫です。解説を読み込んで理解を深めることに集中しましょう。

 

中には、単語や公式を暗記しておけば即答できる問題もあるので暗記対策も必須です。

 

難易度の高い問題や苦手分野の問題も、繰り返し解くことでだんだんコツが掴めてきます。

 

問題を見た瞬間に解法がわかるくらいに練習問題をこなしましょう。

 

SPIの問題341問を解説付きで紹介している『SPI対策問題集』を使って勉強するのもおすすめです!

 

\SPI対策問題集|SPIとは?練習問題341問を解説付きで公開!/

 

 

スキマ時間で勉強したい人は『SPI対策アプリ』も活用しましょう。

 

SPI言語・非言語 就活問題集 -適性検査SPI3対応-

制限時間を意識して解く

Webテストは、1問あたりにかけられる時間が数十秒しかありません。

 

時間を意識した練習をしておかないと、「時間が足りない」「気がついたら試験が終わっていた」ということになりかねません。

 

まずはストップウォッチなどで、回答にどのくらい時間がかかっているのか時間を計ってみましょう。

 

時間配分の目安と実際にかかった時間を照らし合わせると、科目ごとの得意・不得意が見えてきます。

 

苦手な問題は、最初は時間にゆとりを持って解いてみて、慣れてきたら徐々に時間を短くしていくのも練習方法の一つです。

 

制限時間内に実力を発揮するためにも、時間を意識した対策を取り入れましょう。

 

Webテストを受ける際に気をつけること

試験概要を確認し早めに行動する

Webテストが実施されるタイミングや形式は企業によって様々です。

 

志望企業にエントリーしたら「いつまでに・どこで・どのWebテストを受けるのか」を必ず確認しましょう。

 

期限ぎりぎりに受検しようとすると、回線が混んでアクセスに時間がかかる、テストセンターの予約が取れなかった、などトラブルに繋がる可能性があります。

 

企業からの案内を確認して、早めの行動を心がけましょう。

受検する環境を整える

自宅受験する場合は、自宅のネット環境、PCの動作環境、バッテリーを必ず確認しましょう。

 

集中できる部屋や机の確保、電卓やメモ用紙を置く場所があるかなど、試験を受ける環境を事前に整えておくことも重要です。

 

またWebテストの多くは電卓の使用が認められています。電卓が小さすぎたり、表示が見にくいと計算ミスに繋がります。

 

自分の使いやすい電卓を準備して、練習問題を解きながら操作に慣れておきましょう。

 

落ち着いてテスト画面を確認する

Webテストの画面には、制限時間・回答数・回答の選択肢・次へ、など様々な表示があります。

 

テストの種類ごとに表示される項目や位置が違うので、事前に確認できていると安心です。

 

問題集によっては実際のテスト画面を図で解説しているものもあるので参考にしましょう。

 

また、ほとんどのWebテストが「次へ」を押すと前の問題に戻れないようになっています。

 

もし本番で解けない問題に遭遇して問題を飛ばしたいときは、当たりを付けてどれか一つ回答を選んでから次に進みましょう。

 

制限時間がカウントされていると焦るかもしれませんが、気にしすぎると問題に集中できなくなってしまいます。

 

練習を思い出して、落ち着いて回答していきましょう。

Webテストを無料で練習できるおすすめサイト

SPI対策問題集「SPI対策模試」

出典:SPI対策問題集|SPI対策模試

 

キャリアマインの「SPI対策模試」では、言語・非言語・英語の練習問題に取り組むことができます。

 

模試の種類は「簡単受検」「しっかり受検」の2タイプです。

 

「簡単受検」は各科目5分間なので、スキマ時間にサクッと勉強できます。SPIでどんな問題が出るか知りたいという人にもおすすめです。

 

「しっかり受検」は各科目12分間で、本格的なSPIの模擬試験を受けることができます。じっくり取り組みたい、本番前に力だめしをしたいという人におすすめです。

 

1問ごとに制限時間が設定されているので、本番を意識した対策が可能です。また、同じ業界志望者の中で、自分のレベルはどのくらいなのか合格判定をみることもできます。

 

結果はすぐに確認できるので、力試しに挑戦してみましょう。

 

 

SPI対策模試 \1科目5分から受験可能/

 

リクナビ「言語・非言語Webテスト」


出典:リクナビ2024|言語・非言語Webテスト

 

SPIの提供元でもあるリクナビが提供しているオリジナルテストです。

 

内容は、言語(15分)・非言語(35分)、制限時間50分を実際のWebテスト形式で受検できるようになっています。

 

年に2回実施され、会員1名につき1回だけしか受検できません。本番直前の対策など、自分の就活スケジュールに合わせて活用しましょう。

マイナビ「適性検査対策Webテスト」

出典:マイナビ|適性検査対策Webテスト

 

マイナビが提供している適性検査対策です。

 

模擬テストの内容は、言語・非言語・一般常識・時事問題の4つの科目から10問ずつ出題され、制限時間は40分となります。

 

模擬テストは年に10回開催、受験期間が各回1週間となります。その他、実力アップ講座で合計600問ほどの練習問題に挑戦できます。

 

問題は定期的に更新されてたくさんの問題が解けるので、苦手分野の重点対策におすすめです。

ダイヤモンド就活ナビ「SPI全国統一模試」「玉手箱対策」

出典:ダイヤモンド就活ナビ2024

 

ダイヤモンド就活ナビが提供しているSPIと玉手箱の練習問題です。

 

SPI全国統一模試」は、非言語・言語の問題に挑戦できます。模擬試験は年に8回開催、受験期間が各回1週間です。

 

「玉手箱mini模擬試験」は、玉手箱の非言語・言語の問題にトライできます。模擬試験は年に8回開催、受験期間が各回1週間です。

 

合わせて玉手箱対策に活用したいのが、「苦手克服ドリル」です。玉手箱の非言語・言語の問題を練習できます。

 

タイマー付き・タイマーなしを選ぶことができるので、自分のペースで勉強したい人におすすめです。

 

「おためしチャレンジ」や実施済みの模擬試験の問題が公開されているので、積極的に活用しましょう。

キャリタス「キャリタス模試」「お試し!Webテスト」

キャリタス模試

出典:キャリタス就活2024|キャリタス模試

 

キャリタス就活が提供しているSPI・一般常識・玉手箱の練習問題です。

 

模擬試験はSPIは年に7回、一般常識は3回、玉手箱は3回開催され、受験期間は各回10日です。開催終了後も過去問に挑戦することができます。

 

また、SPIの模試では年に2回構造的把握力検査の問題も能力検査に組み込まれます。構造的把握力を受検する可能性のある人は日程を確認して挑戦してみましょう。

 

お試し!Webテスト

出典:キャリタス就活2024|お試し!Webテスト

 

Webテストがどういうものか知りたいという人には、お試しWebテストがおすすめです。

 

お試しWebテストでは、SPI(テストセンター、WEBテスティング)、玉手箱、Web‐CAB、TG‐WEBの再現問題がミックスされ、言語(5問)・非言語(10問)に挑戦できます。

 

Webテストの全般の雰囲気を掴むことができるので、対策の手始めに挑戦してみましょう。

大人塾「各種SPI試験、GABの練習問題・模擬試」

出典大人塾|【無料】各種SPI試験,GABの練習問題・模擬試験

 

大人塾ではSPI、玉手箱、C-GAB、TG-Weの練習問題に取り組めます。

 

5〜10問を制限時間内に回答する形式なので、種類別にWebテストの雰囲気が知りたいという人におすすめです。

 

また大人塾では各種適性検査の講座を通学とEラーニングで提供しています。こちらは有料となりますが、興味のある人は公式HPをチェックしてみてください。

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適性検査SPI3対応!言語・非言語対応のSPI対策アプリ!

Yuka

編集者

Yuka

2021年7月に入社し、CareerMineをはじめとする就活メディアの編集を手掛ける。 以前は広告代理店でメディアプランナーとして、広告やキャンペーンの企画を担当。 『SPI対策ナビ』では掲載している記事のチェック、編集、ライター管理、コンテンツ制作などを行ってる。また自身もライターとして記事執筆も担当。

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監修者

gen

1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。 現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。 また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。

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